なぜ中国人の病院へ…?カンボジアの韓国人女性死亡事件、専門家が3つの疑問点を指摘

Record ASEAN    2023年6月14日(水) 14時0分

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14日、韓国・MBNは「30代の韓国人BJがカンボジアで遺体で発見された事件に関し、刑事法専門家が三つの疑問点を指摘した」と報じた。

2023年6月14日、韓国・MBNは「30代の韓国人BJ(動画配信者)がカンボジアで遺体で発見された事件に関し、刑事法専門家が三つの疑問点を指摘した」と報じた。

記事によると、カンボジアの首都プノンペン近くのカンダル州の村で6日、赤い布に包まれた女性の遺体が見つかった。この女性は韓国人観光客のピョン・アヨンさん(33)で、SNSアカウントのフォロワーが25万人を超える動画配信者だった。容疑者はカンダル州で病院を運営する30代の中国人夫婦で、現在は遺体を遺棄した疑いが持たれている。警察の取り調べに対し中国人夫婦は、ピョンさんが治療中に突然発作を起こし死亡したと供述しているという。

時間順に並べると、ピョンさんは2日に知人とカンボジア旅行に出発した。2日後の4日に1人で中国人夫婦が運営する病院を訪れ、治療中に死亡。中国人夫婦は遺体を車で運搬し遺棄した。そして6日に池のほとりでピョンさんの遺体が発見され、現地警察が捜査を開始。10日に中国人夫婦が容疑者として逮捕されたとのニュースが流れた。

この事件について、スン・ジェヒョン韓国刑事法政策研究博士が挙げた一つ目の疑問点は「場所」。スン博士は「韓国人が運営する病院も多いのになぜわざわざ言語の通じない外国人が運営する病院へ行ったのか、その部分を明らかにするべき」と指摘した。

二つ目は、ピョンさんがどういう症状で何の治療を受けたか具体的になっていない点。ピョンさんが血清注射を打って死亡したとする一部報道について、スン博士は「マラリアや破傷風にかかった時に血清を注射して免疫を上げるが、ピョンさんはなぜ打たなければならなかったのか、病院がなぜそんな処方を行ったのか確かめる必要がある」とし、「これが医療事故なのか、それとも事件なのか見極めなくてはならない」と話した。

三つ目は、遺体に暴行された痕が残っていた点。一部の現地メディアは、ピョンさんの顔など複数カ所に殴られたとみられるあざや骨折があったと報じた。スン博士は「血清注射を打つと顔が腫れる可能性があるが、体の一部が折れているのは明らかに外部から力を加えたもの。血清注射を打って発作が出ても体の一部が折れることはない」と説明した。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「自ら病院に行ったのではなく、誘拐され殺害された可能性もある」「遺体を遺棄した時点で犯罪だ。医療事故ではない」「一緒に行った知人が怪しい」「遺族は死体解剖に反対しているらしいけど、なぜだ?全く理解できない」「通報しなかった知人、死体解剖をしない家族…。金銭トラブルによる殺人教唆ではありませんように。もしそうなら悲しすぎる」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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