日本は負債率がこれほど高いのになぜ倒れない?―華字メディア

Record China    2023年6月15日(木) 7時0分

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13日、日本華僑報網は「日本は負債率がこんなに高いのに、どうして破綻しないのか」と題した文章を掲載した。

2023年6月13日、日本華僑報網は「日本は負債率がこんなに高いのに、どうして破綻しないのか」と題した文章を掲載した。

文章は、日本が世界で最も負債率の高い国であるとし、22年現在の債務総額が約1066兆円で、同年の国内総生産(GDP)の2.6倍に相当すると紹介。高い負債率の原因として、1990年代初めのバブル経済崩壊に伴う景気の低迷で日本政府の税収が減少し、国債を発行することで収支のバランスを取る必要が出たこと、90年代から問題となり始めた少子高齢化によって社会保障費が年々膨張しており、2022年には社会保障費が国家予算の34%を占めるに至ったことを挙げた。

その上で、これほどのまでの大きな債務を抱える日本がギリシャのように財政破綻に陥らない理由が「国債を設計する上での考え方」にあると指摘。まず、ギリシャの国債がユーロ建てだったのに対して日本の国債は自国通貨建てになっており、自国で紙幣を発行することで債務が償還できる点を挙げた。

また、国債の保有比率を見ると日本銀行が過半数の50.3%を占めていることで、安定した運用を行うことができるとしたほか、日本の低金利、ゼロ金利も国債発行のコスト低減に繋がっていると説明した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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