台湾の「日本のマズい店」炎上騒動、報じられていないもう一つの動画があった

フライメディア    2023年6月12日(月) 17時30分

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このほど台湾のユーチューバーが「日本のマズい店」を紹介して炎上したが、日本では報じられていないもう一つの動画があった。

新型コロナ第4波に突入した台湾。感染症法上の位置づけがインフルエンザと同じ4類に引き下げられ、本格的なウィズコロナ生活に突入した。連日200人以上の感染者が出ているとの報告があるが、実際には軽症感染者が2万3000~2万8000人いるのではないかと報じられている。また、感染による死亡も徐々に増えており、9割が持病があり、9割が60歳以上だという。日本や中国でも感染者が増え始めており、今後の各国の対応が気になるところだ。

海外旅行が解禁になってから半年以上たったが、統計によると今年1月から3月までに日本を旅行した台湾人は80万人。台湾の人口を考えると、どれだけ多くの人が日本旅行を楽しんでいるかが分かる。そんな中、台湾の有名なユーチューバーがこのほど日本のチェーン店5店を「日本のマズい地雷店5店」として店名を公表し、それぞれの店内で中国語で酷評した動画が大炎上した。

動画はすでに削除され、新しく謝罪動画が公開されたが、炎上騒動は日本まで飛び火し、急きょ日本語の謝罪文も発表された。酷評されたのは牛丼チェーン、そばチェーン、ファストフードチェーン、天丼チェーン、ファミリーレストランチェーンだ。台湾の視聴者からは「台湾の恥さらし」「日本の食文化をばかにしている」と批判の声が多く上がり、日本人からは「二度と日本に来てほしくない」など辛辣な言葉が並んだ。日本のニュースでは炎上騒動から謝罪文発表までの内容が報じられたが、台湾では問題の動画に反撃した日本在住の台湾人ユーチューバーが一緒に紹介された。 

10万人の登録者がいる人気ユーチューバーの多米多羅さんは今回の炎上動画で酷評された店のうち4店舗に即座に足を運び、食事をしながらそのチェーン店がいかに良い店かということを中国語で説明。動画はこれまでに29万回視聴され、1万4000のいいねが押されている。

そばチェーンに対しては価格の低さを強調し、「味は普通かもしれないけど、お腹がいっぱいになる。それに提供されるのが早い!」とフォローし、「学食レベル」との酷評には「私の学校の学食は本当においしかった」とさらにフォロー。ファストフードのチキンについては「なんてジューシーで柔らかくておいしいんだ」と絶賛。ファミレスは「スイーツも和食も洋食もある。テーマパークのようだ」と絶賛し、ドリンクバーのコスパの良さにも言及し、安い価格でゆったり過ごせる点にも触れ、その良さをアピールした。牛丼チェーンについては「何度か行ったことがあるけど、一度もまずいと思ったことはない」と話し、ネギと生卵をのせた牛丼を一気にたいらげた。日本人の生活の中に溶け込んでいるからこそのそれぞれの店の素晴らしさを約6分間の動画で分かりやすく伝えている。

海外旅行において食は非常に大切で、おいしくない店に当たってしまった経験は誰しもあるだろう。しかし、味の感想は全ての人が同じではなく、その時の体調によっても変わってくる。さらに言うと、その時の店の状況によって変わることもあるだろう。多くの人が閲覧するSNS上でダイレクトに「マズい」と言ってしまうのは最終的に従業員の仕事を奪う結果を招きかねないし、その店を常に利用している人々への屈辱にもなる。今回炎上したユーチューバーは台湾と日本の両方から批判を浴びてしまったが、その後にすかさず日本のチェーン店をフォローした多米多羅さんの動画も中国語ではあるがぜひ多くの人に見てほしいと思った。(提供/フライメディア)

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