中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）記者はこのほど、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで、同国大統領評議会のジェリカ・ツビヤノビッチ議長（セルビア系）の独占インタビューを行いました。

その中で、ツビヤノビッチ議長は、「習近平主席、中国、それに中国国民はボスニア・ヘルツェゴビナの友人だ。中国が成し遂げたすべての成果の中から、二国間関係の発展をさらに推進させるチャンスを見出すことができた。同時に、両国は全世界における多国間の枠組みの中で、長きにわたって互いに支持し合ってきた」と述べました。

また、習主席が提唱したグローバル開発イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブについて、ツビヤノビッチ議長は、「安定した世界なくして、世界の経済成長の実現はない。政治的な相互理解なくして、経済発展に不可欠な平和と安定を語ることはできず、包括的なグローバル共同体を構築するというビジョンは幻想のまま終わってしまう。かつてはユーゴスラビアで暮らし、現在はボスニア・ヘルツェゴビナで暮らしている私は、戦争の痛みを十分に理解しているし、経済封鎖や制裁によってもたらされた苦難も身をもって実感している」と語りました。

さらに、ツビヤノビッチ議長は、「私たちの学校への中国語教育の導入は、ボスニア・ヘルツェゴビナの人々から幅広い支持を獲得し、多くの人が中国語学習に強い関心を抱いており、この分野における交流は非常に成功している。同時に、私たちは中国文化の学習と研究を大学の授業に導入することにも努めている。中国語やその他の外国語に精通する若い人材が次々と現れているのを見て、私はとてもうれしく感じている」と述べました。（提供/CRI）