ホンジュラスのカストロ大統領一行は9日、上海市に到着し、公式訪問の日程をスタートさせました。今回は、ホンジュラス大統領としては初めての中国訪問となります。同日夕方、上海で開かれた外交会談で、カストロ大統領は今回の訪中に対する期待を表明しました。

カストロ大統領は、「われわれは中国の発展の成果、特に貧困脱却という難しい分野での努力に敬服している。国民の福祉に向けた奮闘はホンジュラスと中国の共通の目標だ。ホンジュラスと中国の友好関係が、両国民の団結と協力にともなってさらに強化されていくと信じている」と述べました。

上海の黄浦江のほとりにあり、対岸に高層ビルが立ち並ぶ金融街、陸家嘴（りくかし）を望む世界会客庁（THE GRAND HALL）で、カストロ大統領はまた、「ホンジュラスが将来、この上海のように繁栄と発展を遂げることを願う」と語り、ホンジュラスと上海の協力を強化させたい考えを次のように示しました。

まず、中国側からの招待に積極的に応じるかたちで、今年11月に上海市で開催される第6回中国国際輸入博覧会に出展し、「ホンジュラス国民が心を込めて生産した商品を届ける」としました。また、若者や学生を上海に派遣し、勉強させたい考えを示し、「もしわが国の若者が中国に来て教育を受け、科学技術を学ぶ機会があれば、彼らはその才能や知恵で自分の国の建設や発展に貢献することができるだろう」と述べました。

カストロ大統領一行は10日も引き続き上海各地を見学、訪問する予定です。（提供/CRI）