拡大
中国科学院高能物理研究所の科学者は四川省稲城市にある高標高宇宙線観測ステーション(LHAASO)を通じて、宇宙で起きたガンマ線バーストの全過程に対するモニタリングを行いました。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の記者が中国科学院(CAS)高能物理研究所(IHEP)から入手した情報によりますと、IHEPの科学者は四川省稲城市にある高標高宇宙線観測ステーション(LHAASO)を通じて、宇宙で起きたガンマ線バーストの全過程に対するモニタリングを行いました。
ガンマ線バーストとは、宇宙のある1点から強いガンマ線が発せられる現象を言います。人類がこうした高エネルギー爆発現象の全過程をまとまった形で記録したのは、今回が初めてです。関連の研究成果は北京時間の9日、国際学術誌「サイエンス(Science)」の公式サイトで発表されました。
今回、高標高宇宙線観測所が捉えたガンマ線バーストが地球に到達した時間は、2022年10月9日午後9時20分です。同観測所では高エネルギーの光子爆発の全過程を正確に検出し、兆単位の電子ボルトのガンマ線流量の増強と減衰の全段階を記録しました。今回捉えたガンマ線バーストについて半年間にわたってデータ分析を行った結果、科学者はガンマ線バーストが非常に速い起爆過程を持つと共に、減衰の過程も非常に速いという特性を発見しました。
IHEPの曹臻研究員によりますと、この光線はある一点に達すると突然弱まる現象を発見しました。人類がこうした現象を発見したのは今回が初めてです。観測ステーション内の水チェレンコフ検出器アレイの強力な性能により、研究者たちは20分余りの間に6万個以上の光子のデータを記録したということです。(提供/CRI)
Record China
2023/6/9
Record China
2023/6/9
Record Korea
2023/6/9
Record China
2023/6/9
人民網日本語版
2023/6/9
Record Korea
2023/6/9
ピックアップ
この記事のコメントを見る