韓国造船、3カ月連続で中国に受注1位の座を譲る=韓国ネット「量より質」

Record Korea    2023年6月8日(木) 16時0分

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7日、韓国・ニューシスは「韓国造船業界の先月の船舶受注量と受注残量がいずれも中国に次ぐ2位にとどまり、韓国は3カ月連続で中国に受注量1位の座を譲った」と伝えた。写真は上海の江南造船所。

2023年6月7日、韓国・ニューシスは「韓国造船業界の先月の船舶受注量と受注残量がいずれも中国に次ぐ2位にとどまり、韓国は3カ月連続で中国に受注量1位の座を譲った」とし、「高付加価値船舶を中心に選別受注を行ったことが、今回の受注量減少につながった」と分析した。

記事によると、23年5月の世界の船舶発注量は206万CGT=造船の仕事量を表す国際指標=(79隻)で、前年同期比36%減少した。韓国は51万CGT(17隻)で、中国の141万CGT(52隻)に続いて2番目に多い受注を記録した。

5月末時点で世界の受注残量は前月比19万CGT減の1億1129万CGTとなり、このうち韓国は3910万CGT(35%)、中国は5113万CGT(45%)を占めた。韓国は前月比11万CGT(0.3%)増加し、中国は1万CGT(0.01%)増加した。

船種別の船価推移を見ると、LNG運搬船が2億5900万ドル(約362億円)、超大型タンカー(VLCC)が1億2600万ドル、超大型コンテナ船(22~24k TEU)が2億2250万ドルを記録したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権に入ってから全てが不振」「前政権の数年で韓国の主力産業である造船、ディスプレー、半導体の主要技術が中国に流れた。半導体は米国が介入して助かったが、造船とディスプレーは食われてしまった」などの声が上がっている。

一方で「量より質で勝負」「人手も足りていないのだからがむしゃらにたくさん受注する必要はない」「韓国は焦らず、自分の進むべき道を行けばいい」「技術では中国に負けないように、科学者たちの待遇を世界最高レベルに引き上げよう」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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