Record China 2023年6月9日(金) 5時0分
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欧州全体および欧州の一部の国にとって中国は「必要なパートナー」との見方が主流であることが、欧州のシンクタンク、欧州外交問題評議会が4月に実施した世論調査で分かった。
中国メディア、観察者網の7日付報道によると、欧州全体および欧州の一部の国にとって中国は「必要なパートナー」との見方が主流であることが、欧州のシンクタンク、欧州外交問題評議会(ECFR)が4月に実施した世論調査で分かった。
調査は欧州連合(EU)加盟国のうちの11カ国(オーストリア、ブルガリア、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ポーランド、スペイン、スウェーデン)の18歳以上を対象に実施したもので、回答者の総数は1万6168人。
「欧州にとって中国とは何か」との問いについて、欧州全体では、「盟友」が3.3%、「必要なパートナー」が43%、「分からない」が18%、「ライバル」が24%、「敵」が11%だった。前回2021年の調査と比較して、欧州人の中国に対する見方に大きな変化はなかった。ロシアを欧州の「ライバル」または「敵」と考える欧州人の割合は21年の30%台から64%に上昇していて、ECFRは「中国はロシアとは違う」と説明している。
中国に対して最も好意的な見方をしている国はブルガリアで、「盟友」と「必要なパートナー」を合わせると66%に上り、「ライバル」「敵」は計10%にとどまった。
ハンガリー、スペイン、オランダも、「盟友」と「必要なパートナー」を合わせた割合が半数を超えた。
中国は「ライバル」または「敵」との見方が主流なのは、11カ国中、ドイツ、フランス、デンマーク、スウェーデンの4カ国にとどまった。
フランス人の31%とドイツ人の33%が中国を「必要なパートナー」と見ている一方で、ドイツ人の50%とフランス人の41%が中国を「ライバル」または「敵」と見ている。(翻訳・編集/柳川)
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