テスラの上海ギガファクトリー、5月に7.7万台超を引き渡し―中国

人民網日本語版    2023年6月7日(水) 11時30分

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テスラの上海工場「ギガファクトリー」は5月に前年同期比142%増の計7万7695台を引き渡したという。

全国乗用車市場情報連席会が5日に発表した今年5月の中国の新エネルギー乗用車メーカーの卸売・販売データによると、電気自動車(EV)メーカー米テスラ上海工場「ギガファクトリー」は5月に前年同期比142%増の計7万7695台を引き渡したという。中国新聞社が伝えた。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はこのほど3年ぶりに中国を訪れ、「中国市場がテスラのグローバルシステムにおいて非常に重要だ」とのシグナルを発信した。マスク氏は5月31日夜にギガファクトリーを見学した際には、「上海ギガファクトリーは世界で生産効率が最も高い工場の一つだけでなく、ここで製造された車も世界で最も質の高い車の一つだ」と述べた。

ギガファクトリーは2018年7月に契約調印が行われ、その6カ月後にプロジェクト建設が正式にスタートし、19年末にメイド・イン・チャイナの「Model 3」第一弾が引き渡され、わずか1年で着工・生産・引き渡しを実現して、世界中が「上海のスピード」に目を見張った。

22年8月15日、ギガファクトリーは次の重要な一里塚となる「100万台目の完成車のラインオフ」を達成した。中国産完成車の1台目から100万台目に至るまでに要した時間は3年足らずで、これは世界の自動車工業の歴史の中でもめったにない記録だ。22年に稼働し始めた米国・テキサス州の新工場「ギガテキサス」、ドイツ・ベルリンの「ギガファクトリー」も、上海ギガファクトリーの生産効率と産業への影響を世界規模で「再現」している。

テスラ中国法人によると、現在、上海ギガファクトリーの産業チェーンは現地化率が95%を超え、従業員の99.99%が中国人だ。同時に、上海市のテスラ誘致は同市と周辺地域、さらには中国自動車産業チェーン全体の高度化とイノベーションを牽引したという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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