高級車ブランド、中国のミドルクラス車市場に続々参入―中国メディア

Record China    2014年7月22日(火) 19時39分

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22日、第11回長春自動車博覧会では、世界各地の152の自動車ブランドが展示した1000台を超える自動車のうち、ミドルクラス車が大きな部分を占めた。写真は海南省で展示販売されている自動車。

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2014年7月22日、新華社によると、今月11日から20日にかけて中国の「自動車の街」と言われる吉林省長春市で開催された第11回長春自動車博覧会では、世界各地の152の自動車ブランドが展示した1000台を超える自動車のうち、ミドルクラス車が大きな部分を占めた。

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フォルクスワーゲン(VW)のマゴタン、パサート、ティグアン、トヨタのカムリ、ホンダのアコード、CRV、また一汽集団のベスターン、紅旗、長安汽車のRAETONなどは、いずれもメーカーのミドルクラスの主力車種で、消費者に人気がある車ばかりだ。

長安市民の陳(チェン)さんは価格20万-30万元(約330万-490万円)のミドルクラス車を買おうと思ったが、博覧会の会場を一巡して考えを変えた。BMW、ベンツ、アウディ、レクサスといった高級車ブランドも30万元以下の車種をうち出している。価格が接近しているのだったら、知名度の高い車を選ばない理由はないという。

中国では陳さんのような消費者が少なくない。実際、価格30万元以下の高級車ブランドの「入門クラス車」がますます多くなり、モーターショーなどで販促の時期になると、特に中国現地生産が実現している場合、価格はより安くなる。

現在の中国自動車市場では、ますます多くの高級車の入門クラス車がミドルクラス車市場に参入している。国内外のメーカーは広大な中国市場で利益を得られるかどうかの重点とみなし、業界では「ミドルクラス車市場を制覇した者が天下を取る」とされてきた。

中国の消費者の習慣を踏まえれば、15万元前後から35万元前後(約250万-570万円)の価格の車を一般的にミドルクラス車と呼ぶ。高級車の入門クラス車は、装備は同価格帯の一般ブランド車にかなわないが、高いブランド力を背景に人気を集めている。

中国自動車市場の高級車メーカーによると、入門クラス車を絶えずうち出し、ミドルクラス車市場をつかみ、製品のラインナップを拡充し、生産・販売台数を引き上げたい考えだという。2014年上半期の各メーカーの統計データをみる限り、こうした戦略はうまくいっている。

アウディを例に取ると、上半期に中国で26万8700万台を売り上げ、前年同期比17.8%増加した。この販売台数はアウディの世界販売台数の31%を占めている。新たにミドルクラス車市場向けにうち出したA3とQ3が成長を支える主力になっている。

中国市場で早くから戦いののろしが上がったミドルクラス車は、高級車の入門クラス車の絶え間ない参入によって、ますます激しい競争を展開するようになった。これと同時に、トヨタ、VW、ホンダ、日産などのブランドが柔軟な戦略を採り、ミドルクラス車市場での伝統的な強みを固め、拡大しようとしている。

一方で、ミドルクラス車市場の「伝統的人気車」が製品のリニューアルやバージョンアップのペースを速めており、昨年以降では、ティアナ、アコード、モンデオなどのミドルクラス車が続々とバージョンアップを行い、新製品は外観、内装、エンジンの配置などを大きく向上させている。

業界関係者によると、自動車先進国の経験を踏まえると、自動車保有台数における高級車の割合は15%前後が妥当だが、中国は目下7%前後で、市場には大きな潜在力がある。未来のミドルクラス車市場では、高級車の入門クラス車がもたらした競争が継続する見込みという。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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