中国とミャンマーを結ぶ鉄道路線プロジェクト、ミャンマー市民の反対により延期に―中国メディア

Record China    2014年7月24日(木) 3時10分

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21日、環球時報によると、ミャンマー鉄道運輸部はこのほど、中国とミャンマーを結ぶ鉄道路線プロジェクトが、行き詰まっていることを正式に発表した。写真は華僑が集まるミャンマー第2の都市マンダレー。

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2014年7月21日、環球時報によると、ミャンマー鉄道運輸部はこのほど、中国とミャンマーを結ぶ鉄道路線プロジェクトが、行き詰まっていることを正式に発表した。

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中国・昆明とミャンマー・チャウピューを結ぶ鉄道路線プロジェクトは、2010年に初めて発表された。プロジェクト完成後、中国は自国の貨物をこの路線を通じて海外へ輸送するために、ミャンマー第2の都市マンダレーやチャウピューに複数の貨物置き場を設置したり、チャウピュー港に開発地区を建設したりする予定だった。

これまでの経緯を見ると、中国鉄路総公司とミャンマー鉄道運輸部は11年4月、鉄道路線プロジェクトに関する覚書を締結した。覚書によると、プロジェクトは3年以内に着工し、15年までに完成する予定で、中国側が投資総額約200億ドル(約2兆円)の大部分を負担し、50年の運営権を持つことになっていた。

しかし、覚書で取り決めた3年の期限が経過した現段階に至っても、プロジェクトは着工されないままになっている。背景には、計画の沿線に当たるミャンマーの一部の市民が強硬に反対していることや、メディアが「インフラ施設建設を理由に中国が内政干渉し、ミャンマーの安全を脅かす可能性がある」などと警告を発したことなどがある。

こうした状況を受け、中国側の関係者は21日、「ミャンマーの人民の意見を尊重し、プロジェクトの暫定的な延期を決定した」との声明を発表した。(翻訳・編集/HA)

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