癒しを与えてくれる日本アニメ=「君の名は。」「千と千尋の神隠し」など―中国メディア

Record China    2023年6月3日(土) 22時0分

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28日、中国のポータルサイト・今日頭条に癒しの日本アニメを紹介する文章が掲載された。

2023年5月28日、中国のポータルサイト・今日頭条に癒しの日本アニメを紹介する文章が掲載された。

文章はまず、「アニメは重要な文化として、娯楽の不可欠な一部になった。ストーリー、表現手法、奥深さなどの優秀さで癒しを与えてくれるアニメもいくつかあり、視聴者に喜びだけでなく、心の癒しをも与えてくれる」とした上で、「では、最も癒されるアニメにはどんなものがあるのか探ってみよう」と話題を提起した。

君の名は。

文章は1つ目に「君の名は。」を挙げた。「『君の名は。』は新海誠氏が監督を務め、2016年に公開されたアニメ映画。2人の男女の体が入れ替わる物語で、世界で最も人気のあるアニメ映画の1つとなっている」とし、「ヒロインの宮水三葉と主人公の立花瀧の体が入れ替わり、お互いを知り、行方を捜していく。テーマは愛、時間、運命、時を超えた感情、そして文化の交わりだ」と紹介した。

続けて、「ビジュアル面でも『君の名は。』は驚異的だ。新海誠監督の一流の技術に加え、さまざまな芸術が披露されている。華やかな色彩と視覚効果に目が離せない」と評した。

さらに、「『君の名は。』は今では名の知られた素晴らしいアニメ作品だ。世界中の観客を魅了し、命や時間、個人の価値観といった人生の問題について考えさせてくれる。この映画は日本文化の代表的存在となったと同時に、映画界に新たな基準を打ち立てた」と述べた。

「秒速5センチメートル」

文章は「『秒速5センチメートル』は新海誠監督の映画で、2人の若者の恋を描いている。美しい映像と繊細な感情描写、深い思索で、幅広い観客の共感を呼んでいる」と述べた。

また、「映画のテーマは『時は流れても愛は不変』だ」とし、「物語の中の主人公の男女は、手紙のやりとりと固い信念によって、深い関係を保っている。しかし、時間の経過とともに生活に距離が生まれ、結局は別れざるを得なかった。だが、この愛は別れても消えず、彼らの心の中にずっと存在し、言葉では表せない体験となった。同作はこの深い感情描写を見せることで、愛は時空や距離を超えられるというテーマを表現している」と評した。

そして、「『秒速5センチメートル』はそのリアルで心に染み入るテーマ、愛への緻密な描写、そして優れたビジュアルで、感情豊かで生き生きとしたリアルな世界を見せてくれた」とした上で、「作品そのものが引き起こす共感も、表現するテーマも、観客に感動を与え、深い印象を残したのではないだろうか」と考察した。

「四月は君の嘘」

文章は「『四月は君の嘘』は音楽と友情を描いたアニメ作品で、多くの視聴者が感動の涙を流した」と述べた。

また、「この作品は、幼い頃の悲惨な体験から感情を押し殺し、徐々に音楽への興味を失っていくピアニスト、有馬公生を主人公にしている。バイオリニストの宮園かをりと出会ったことで、彼は自分の過去を言い訳にせず、音楽への愛と信念を再発見することができた」と紹介。

続けて、「『四月は君の嘘』も思春期の少年が経験する成長と探求を描いている。彼らは音楽の中に自分らしさや理想を追い求め、また日常の中で親や友人、教師とのつながりを求めている」と評した。

そして、「『四月は君の嘘』は単なる音楽と恋愛物語ではなく、人生の成長と思い出を描いたアニメ作品だ。どんな困難や挫折があっても、前向きさと確固たる信念を持っていれば、全てを乗り越え、自分の夢を追い求めることができると教えてくれる」と述べた。

千と千尋の神隠し

文章は「『千と千尋の神隠し』は宮崎駿監督のアニメーション映画で、2001年に公開された。主人公の千尋が謎の世界へ迷い込み、その過程で成長と冒険をする物語。日本国内外の多くのファンに愛され、宮崎監督の代表作の1つとされている」と紹介した。

また、「『千と千尋の神隠し』が宮崎監督の代表作となった理由は、その深いテーマにある」とし、「この映画には、子どもの成長や社会問題など、多くのテーマが表現されているが、その中で最も深いのは愛と別れに関するテーマだ。千尋は最初に両親を失った時に恐怖と悲しみを覚えるが、神々の世界で徐々に愛することと寄り添うことの重要性を学び、最終的に自分を愛する力と人に愛される力を取り戻す」と述べた。

さらに、「『千と千尋の神隠し』は自然と環境への尊重と保護を表現している」とし、「物語のエンディングでは、千尋は汚染のひどい湖や工場を救い、環境保護を成し遂げた。環境破壊は人間だけでなく、自然界にも取り返しのつかない影響を与えることを思い出させてくれる」と考察した。

最後に、「『千と千尋の神隠し』は、想像力と心を揺さぶられる作品であり、そのテーマは深く、子どもから大人まで共感を得ることができる。日本の名作として、世界中の観客に影響を与え続け、記憶に残るだろう」と評した。

文章は、「以上が最も癒しを与えてくれるアニメだ。それぞれの作品は異なる角度から異なる物語を伝えてくれる。視聴者に感動と教訓を、そして、私たちの生活に励ましとエネルギーをもたらしてくれる。これらはただのアニメではなく、心に寄り添う『友達』であり、私たちが必要とした時、作品もまたいつも私たちのそばにある」と締めくくった。(翻訳・編集/柳朱音

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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