カスタマイズヨーグルトが若者の新たな流行に―中国

人民網日本語版    2023年5月31日(水) 7時30分

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中国で今、飲料品の競争の場を眺めると、注文を受けてその場でヨーグルトを作るブームが起きている。

中国で今、飲料品の競争の場を眺めると、注文を受けてその場でヨーグルトを作るブームが起きている。ブルーグラス・ヨーグルト、茉酸奶など客単価がややもすれば40~50元(約800~1000円)もするヨーグルトブランドが、若い消費者の間で新たな流行になった。公開された資料によると、その場で作るヨーグルト製品は、一般的にヨーグルトを主原料に、果物、ナッツ類、シリアルなどをトッピングし、「見える原料」を組み合わせて、さまざまな味わいに仕上げたものだ。

パッケージも凝っていて、価格は1杯40元から50元ほどになる。ブランドの中には「うちはヨーグルト界のエルメス」と胸を張るところもある。ネットでは、こうした商品がソーシャルコマースプラットフォームの小紅書やショート動画共有アプリ「抖音(TikTok)」に高い頻度で登場する。オフラインでは、企業が北京や上海などのにぎやかな商業エリアで店舗開設のペースを加速し、あっという間に「ヨーグルトブーム」が巻き起こった。

北京のショッピングセンターを数カ所取材すると、店内の多くのいい場所を新規開店したその場でヨーグルトを作る店が占めていた。それぞれの店舗の前では若者が並んだり写真を撮ったりしていて、特に若い女性が大半を占めた。

価格を見ると、ブルーグラス・ヨーグルト、茉酸奶、サルー(撒露欧州凍酸奶)が高めで、1杯30~50元(約600~1000円)。K22酸奶草苺、ブルーベア(藍熊鮮奶)、去山野鮮果酸奶は1杯15~30元(約300~600円)ほどだった。

業界関係者は、「今年はカスタマイズヨーグルトのブーム元年になるだろう。この新しい競争の場は誰の目にも明らかなくらいブームになっていて、関連企業の資金調達や店舗開設のニュースが次々に聞こえてくる」と話す。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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