韓国、「マスクして」と言われ暴言を吐いた70代俳優に無罪判決=ネット「あきれた判決だ」

Record Korea    2023年5月30日(火) 22時0分

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29日、韓国メディア・毎日経済は「地下鉄内でマスクを着用するよう注意してきた保安員に激しい暴言を吐き、冒涜(ぼうとく)罪で起訴された70代の俳優に無罪が言い渡された」と伝えた。資料写真。

2023年5月29日、韓国メディア・毎日経済は「地下鉄内でマスクを着用するよう注意してきた保安員に激しい暴言を吐き、冒涜(ぼうとく)罪で起訴された70代の俳優に無罪が言い渡された」と伝えた。

記事によると、被告人は昨年6月18日午後1時ごろ、ソウル地下鉄1号線に乗り龍山(ヨンサン)駅へ向かっていた最中に車内でマスクを外して電話していたところ、保安員にマスクをするよう注意され、暴言を吐いたとして略式起訴された。当時、公共交通利用時はマスク着用が義務づけられていた。

被告人はソウル駅で強制的に下ろされ改札の外に出るまで数度にわたり暴言を吐いたという。検察はこれを保安員に対する冒涜と判断し略式起訴した。被告人はこれを否認し正式な裁判を求めたという。被告人は「当時、電話の相手にクレジットカードの番号を伝えようとしていたが、正しく聞き取ってもらえなかったために車内でマスクを外した」としており、ソウル駅で強制的に下車させられたことで広告撮影に行くことができなかったと主張していた。

ソウル中央地裁は「被告人が暴言を吐いたのは事実だが、目撃者の供述や撮影された動画などの証拠だけでは、暴言の対象を保安員と特定することはできない」「被告人は広告撮影が不可能になったことに腹を立て暴言を吐いたと考えられるが、被害者を特定し社会的評価をおとしめるほどの冒涜的言動だったと断定することは難しい」と判断したという。

検察は無罪判決を不服として控訴した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「目の前で暴言を吐かれても、主語を口にしてなかったら冒涜罪が成立しないってこと?。あきれた判決だな」「地下鉄保安員は社会的影響力がないだろうから、俳優に軍配を上げたほうが面倒がなくていいと考えたんだろうな。ふざけてるね」「判事を人工知能(AI)に代えたらもっと公正な判決が出ると思う」「じゃあ法廷で暴言を吐いてもいいわけ?」など、怒りの声が殺到している。

また、「70代の俳優って誰だよ」「こんな人格に問題のある俳優なんて芸能界から追放すべきだ。こんな判決、俳優特権でもあるのか?」「芸能人の美談は実名を出して報道するのに、良くないニュースだと隠すのか」「広告撮影が白紙になってよかった。こんな人が出てる広告なんて見たくもない」など、俳優の実名を明かすよう求めるコメントも多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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