中国でコロナ第2波が6月末に到来する見通し―独メディア

Record China    2023年5月26日(金) 8時0分

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24日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国で新型コロナウイルス感染の第2波が6月末にやってくるとの予測が出ていると報じた。北京市内のPCR検査所。

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2023年5月24日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国で新型コロナウイルス感染の第2波が6月末にやってくるとの予測が出ていると報じた。

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記事は、近頃SNS上で多くのネットユーザーが2度目のコロナ感染を経験したことを報告する中、感染症研究の専門家である中国工程院の鍾南山(ジョン・ナンシャン)氏がモデリングに基づく予測として、2回目感染のピークが6月末に到来し、1週間に約6500万人が感染するとの見通しを示したことを紹介した。

北京市内のPCR検査所

また、香港大学バイオ医学院教授のウイルス学専門家の金冬雁(ジン・ドンイエン)氏がモデリング予測について「中国では検査量が少なく、モニタリングの網目も粗いため、具体的な感染者数が発表されるには時間が必要。感染ピークが実際に到来したとしても、感染者に関するデータを出せないか、出せたとしても非常に遅くなる」との見解を示すとともに、感染がピークを迎える中で重症化を防ぐ有効な手段としてファイザーやモデルナと同じく高い効果を持つmRNAワクチンを感染リスクの高い層に繰り返し接種すること、パクスロビドなどの薬品を大量に備蓄し、ハイリスク層に公平に分配することを挙げたとしている。

北京市内のPCR検査所

さらに、中国メディア・中国新聞週刊が23日に報じた内容として、ドイツ・エッセン大学医学院ウイルス研究所の陸蒙吉(ルー・モンジー)教授が「中国ではこれから2回目、3回目の感染の波が来て、一部の人は感染を免れないが、すでに基礎免疫力があるため、1回目の感染ピークのように6〜8週間でほとんどの人が感染するという短期間の非常に激しいピークは起こらない。また、1回目に比べて2回目の感染では免疫反応までの時間が短いため、症状も軽くて済む。大多数の人は発症しても数日以内に好転する」と語ったことを紹介。金冬雁氏も同様の見方を示し「重症者、死亡者の割合は非常に低くなる。新たな類似ウイルスが出現するという非常に確立の低い事象が発生しない限り、パンデミックの状況が今後起きることはない」と述べたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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