中国でこのほど、韓国の歌手で俳優のジョン・ヨンファが中国のバラエティー番組に出演するとの情報を受け、「限韓令（韓流禁止令）」解除に反対する人が中国の放送規制当局に通報し、出演が突如中止になったと報じられている。

中国と韓国の複数のメディアによると、ジョン・ヨンファが中国動画配信サービス大手の愛奇芸（iQIYI）のバラエティー番組に出演すると報じられた。ジョン・ヨンファは17日に自身の微博（ウェイボー）アカウントを更新し、「北京、久しぶり」という意味の中国語を添えて、空港で撮影した写真を投稿した。

北京市の放送規制当局は、ジョン・ヨンファの番組出演に関する問い合わせに対し、「愛奇芸に確認した結果、インターネット上で拡散したジョン・ヨンファが北京でのバラエティー番組収録に参加するという情報は事実ではなく、同番組は今後もジョン・ヨンファをゲストとして使うことはない」と回答したという。

今回の騒動を巡り、中国国内では、放送規制当局に通報するという行為に反発する声があった一方で、「韓流スターが金もうけのために中国に来てほしくない。中国で大金を稼いだ韓流スターが韓国に戻ってから中国のことを悪く言うということが今まで何度もあった」「ジョン・ヨンファが駄目ということではない。ターゲットは韓国のすべてのタレントだ」「限韓令継続を望む」などの声も多く上がっているという。（翻訳・編集/柳川）