中国で封殺されたマレーシア人コメディアン、YouTubeで原因に言及―独メディア

Record ASEAN    2023年5月24日(水) 23時0分

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23日、独ドイチェ・ヴェレは、マレーシア人コメディアン「アンクル・ロジャー」ことNigel Ngさんが、自身が中国のSNSから締め出されたことをやゆする新たな動画をYouTubeに掲載したと報じた。

2023年5月23日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、英国在住のマレーシア人コメディアン「アンクル・ロジャー」ことNigel Ngさんが、自身が中国のSNSから全面的に締め出されたことをやゆする新たな動画をYouTubeに掲載したと報じた。

Nigel Ngさんは23日に発表した動画の中で「全ての中国のSNSアカウントが停止された。理由は分からない。この動画のせいだろうか」と語り、今月16日に発表したトークショーの動画にあった、Nigel Ngさんが観客に対し「China good country, good country」と繰り返した後でそっぽを向きながら「変顔」をするシーンを挿入。

その後で「私はBBC、中国共産党(CCP)、ジェイミー・オリバーをやゆしてきた。もしおもしろいと思うなら、言論の自由を支持するなら、トークショーのアルバムを買ってくれ」と語り、同時に「6月4日発売」と書かれた宣伝テロップやポスターの画像を掲載している。そして最後に「私の社会的信用は今ひどいことになっている。どうかアルバムを買ってください」と訴えた。

記事は、この動画が掲載からわずか4時間で7万3000回の高評価が付けられ「どんなに封殺されてもあなたを永遠に支持する」「アンクル・ロジャーのポジティブさが好き。封殺さえ宣伝に使っちゃうんだから」「6月4日を発売に選んだことで、兄貴に対する尊敬が深まった」など、Nigel Ngさんを支持する英語コメントが多く寄せられたと伝えた。

Nigel Ngさんは中国版ツイッター・微博や、中国の動画プラットフォーム・ビリビリで40万人以上のフォロワーを抱えるなど中国本土でも人気を集めていたが、16日に発表した動画で中国政府をやゆし、天安門事件が起きた6月4日にトークショーアルバムを発売することを明らかにして以降、微博やビリビリを含む中国国内のSNSアカウントが一斉に凍結されたとしている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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