自殺率1位の韓国、海外メディアが「矛盾する期待により若い女性の自殺が増加」と分析

Record Korea    2023年5月26日(金) 7時0分

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23日、韓国・国民日報によると、韓国の自殺率が経済協力開発機構加盟国で1位となったことについて、海外メディアが「若い女性の自殺増加が影響している」と分析した。

2023年5月23日、韓国・国民日報によると、韓国の自殺率が経済協力開発機構(OECD)加盟国で1位になったことについて、海外メディアが「若い女性の自殺増加が影響している」と分析した。

記事によると、英週刊誌「エコノミスト」は、「韓国の自殺率は18年を境に減少から増加に転じ、リトアニアを抜いてOECD加盟国1位を記録した」「女性の自殺率の高さが影響している」と伝えた。

同誌は18カ国の40歳未満の女性の18~20年の自殺率推移を分析。韓国を除く17カ国は40歳未満女性の平均自殺率が 4.6人から4.7人に上がるにとどまったが、韓国は13.6人から16人に急騰していた。

その背景には「韓国女性が矛盾する期待を強要されている」ことがあると指摘している。「韓国の女性は超競争教育システムの中で活躍しても職場では差別にさらされ、共働き家庭の場合はほとんどの家事労働と育児を請け負いながら仕事するという二重の期待を受けている」「多くの女性が性的な美的基準と女性嫌悪、性的虐待、盗撮ポルノなどにさらされており、不安定な職場に就く確率も高い」とし、女性に向けられる社会的な視線と不安な社会も一つの要素だと分析している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「テレビで芸能人のぜいたくな暮らしが紹介されることで、一般大衆の平均値が引き上げられることが韓国の問題だと聞いたことがある。ごく普通の暮らしをしていても、社会的には下なんだと思ってしまい、無力感と劣等感が生まれる」「なりたい職業にユーチューバーや芸能人が挙がるようになった時点で予見されたことかもしれない」「ジェンダー問題の観点から見るのは適切な分析ではないと思う。競争中心の社会文化が剥奪感を感じやすいものであることが一番大きいのでは」「自殺率との関係性は分からないけど、書かれている内容は確かに韓国の現実だ」などのコメントが寄せられている。

その他、「女性の自殺率が上がっただけで、男性の自殺率を上回ったわけじゃないのに、何を勝手に分析しているのか」「全ての年代で男性の自殺率のほうが高い」「男性の自殺率は女性より3倍以上高い。韓国は典型的な男性ヘル国家だよ」といった声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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