台湾の俳優ウォレス・フォ（霍建華）がこのほど北京市内で目撃され、リウ・イーフェイ（劉亦菲）主演の「玫瑰故事」で中国ドラマに5年ぶりに復帰するとみられている。

「如懿伝～紫禁城に散る宿命の王妃～」などで知られるウォレス・フォについては、先月中旬に「玫瑰故事」への出演の可能性が報じられていた。21日、北京市内の飲食店でウォレス・フォと遭遇した人が、写真を中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で公開したことが話題に。ウォレス・フォが6月初旬予定の「玫瑰故事」のクランクインに備え、すでに中国入りしたものとみられている。

「玫瑰故事」は香港の人気作家・亦舒（イーシュー）の小説を映像化する作品で、過去にはマギー・チャン（張曼玉）とチョウ・ユンファ（周潤發）主演で映画化された「ストーリー・ローズ～恋を追いかけて～」が1986年に公開されている。

今年初めにはリウ・イーフェイと、台湾の俳優マーク・チャオ（趙又廷）の主演が報じられたが、その後に浮上したのがウォレス・フォで、加えてトン・ダーウェイ（佟大為）やケニー・リン（林更新）らのキャスティングも明らかになっている。

ウォレス・フォは、2018年撮影の「築夢情縁」を最後に中国ドラマから遠のいており、中国作品も19年撮影・公開の映画「大約在冬季」が最後となっていた。ここ数年は仕事をセーブして、21年に特別出演した台湾ドラマ「華燈初上―夜を生きる女たち―」が唯一の作品だっただけに、活動再開という点でも話題を集めている。（Mathilda）