倒れた高齢男性を助けたら加害者扱いされた女性、「もしまた同じことがあったら?」と聞かれ…―中国

Record China    2023年5月20日(土) 22時0分

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中国・北京市の路上で、女性が倒れた高齢男性を助けたところ加害者扱いされる事件が起きた。

中国・北京市の路上で、女性が倒れた高齢男性を助けたところ加害者扱いされる事件が起きた。中国メディアの北京晩報が19日付で伝えた。

報道によると、当事者の林(リン)さんが先日、自分の車を路肩に止めていたところ後方で大きな音がした。振り返ると高齢男性がうつぶせに倒れていてピクリともせず。林さんはすぐに携帯電話で救急車を呼んだ。

ところが、現場に到着した男性の家族らが林さんを指さして「この人がぶつかったのか」と尋ねると、男性は顔を手でさすりながらうなずいた。林さんは「私に罪を着せるなんてことをしたらいけませんよ」と憤慨、家族は「この人がぶつけたに違いない」と言って聞かず、林さんは「助けようかどうか迷って、それでも私は助けたのよ」と応じた。

林さんは用事があったため、到着した警察官に現場を離れて良いか確認。警察官は防犯カメラに映っているから大丈夫と言って許可した。

中国では倒れた人を助けたところ加害者扱いされる事件がたびたび起きており、ネットユーザーからは「心優しい人がばかを見る」「私なら怖くて助けられない」「同じ目に遭ったことがあるけど、幸い相手の家族がきちんとした人だった」「防犯カメラも普及したというのに、まだこんなことが起こるのか」「相手を侮辱罪で訴えられないものか」「やっぱり助けない方が無難」「高齢者や子どもには2メートル以内に近づかないようにしてる」といったコメントが寄せられた。

なお、記者から「また同じような状況に遭遇したら(倒れた人を)助けますか?」と聞かれた林さんは「助けます」と即答し、「もし倒れたのが自分の母親だったら、誰かに助けてほしいと思う。こういう小さなことで自分の善意を曲げたくない」と語った。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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