8年連続赤字、香港ディズニーの未来は新たな「魔法」にかかっている―香港メディア

Record China    2023年5月19日(金) 21時0分

拡大

香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストは17日、香港ディズニーの未来は新たな「魔法」にかかっているとする記事を掲載した。写真は香港ディズニーランド・リゾート。

香港ディズニーランド・リゾートが8年連続の赤字となったことに関連し、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は17日、香港ディズニーの未来は新たな「魔法」にかかっているとする記事を掲載した。

香港ディズニーランド・リゾートが15日発表した2022会計年度(21年10月~22年9月)決算によると、純損失は21億香港ドル(約369億円)で、8年連続の赤字となった。ただし赤字額は前年度より12%縮小した。

SCMPの記事は「新型コロナ流行の影響により会計年度の約半分の190日しか営業されなかったことを考えると、この数字は思っているほど悪くはない。しかし8年連続で黒字を出していないという事実に変わりはない。2005年の開園以来、黒字を達成できたのは3年だけで、長期的な持続可能性が依然として人々の関心事となっている」とした。

来園者数は前年度比22%増の340万人で、売上高は同31%増の22億香港ドルだった。記事は「香港ディズニーランド・リゾートは、(コロナ禍からの)都市の再開に伴う入境者数の増加により将来について引き続き楽観しているが、さらに遠くまで旅行する傾向にある中国本土客に過度の期待を寄せることはできなくなっていることを忘れてはいけない」とした。

そして「ランタオ島にあるこのテーマパークは、近年の業績はそれほど優れたものではないものの、ディズニーブランドのおかげで今でも国内外の人々に人気のスポットの一つとなっている」とし、「年内オープン予定の『アナと雪の女王』をテーマにした新エリアが驚異的な効果をもたらすかどうかはまだ分からないが、ディズニーの魔法が消えないようにするには、より持続可能な戦略を立てる必要がある」とした。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携