女性客からの注文に「これはおかしい!」、デリバリー配達員が警察に通報したワケ―中国

Record China    2023年5月19日(金) 0時0分

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中国・浙江省紹興市で客からのデリバリー注文を不審に思った配達員が警察に通報する騒動があった。

中国・浙江省紹興市で客からのデリバリー注文を不審に思った配達員が警察に通報する騒動があった。中国の映像メディア・梨視頻が18日付で伝えた。

記事によると、先日、女性客がアプリで100元(約1950円)分のデリバリーを注文。配達員へのチップとして同じくアプリで10元(約195円)を支払った。女性客からは「ノックせず、商品をドアの前に置いてほしい。電話もしないでほしい」との要望があったという。

しかし、配達員は配達完了と同時に振り込まれた10元のチップが高額すぎること、商品代金と合わせると110元(110番)になること、対面で受け取らないという状況などから、女性客が事件に巻き込まれて110番を求めているのではと推測。その場を一旦離れ、警察に通報した。

駆け付けた警察が防犯カメラを確認したところ、配達員が届けた商品を女性客が手に取る様子が映っていた。女性客に話を聞いたところ、「配達員も大変だと思い多めにチップを払った。配達時に家にいなかったのでノックはしないでほしいと頼んだ」と説明した。勘違いではあったものの、警察は配達員の男性の親切心に賛辞を送ったという。

中国のネットユーザーからは「100回の勘違いをしても、1回の事件を見逃すよりいい」「配達員の兄ちゃんは素晴らしい」「彼はきっと優しい人だね」「それにしてもよくそこまで考えが至ったな。自分なら『お、10元。ラッキー』でおしまいだよ」「細やかな彼に“いいね”を」「映画の見過ぎじゃないか(笑)」「10元のチップなんて普通あり得ないから不審に思ったんだろうね」といったコメントが寄せられた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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