初の水素動力通勤列車が上海で発表、最高速度160km/h―中国

人民網日本語版    2023年5月12日(金) 13時30分

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上海世博展覧館で10日行われた2023年中国ブランドデーイベントでは、中国中車の最新のグリーン・低炭素技術成果である水素エネルギー通勤列車が発表された。

上海世博展覧館で10日行われた2023年中国ブランドデーイベントでは、中国中車の最新のグリーン・低炭素技術成果である水素エネルギー通勤列車が発表された。

同列車の最高速度は160km/hで、航続距離600km以上の超長航続距離を実現している。流線形の列車の先頭車両は優れた空気力学の性能を持つ。車体の水色の躍動する曲線は激しく波立つ大海原のようで、水素エネルギーの力強い動力と自然との調和を示しており、水玉模様は宇宙に輝く満天の星のようで、希望と未来を示している。青色の車体は「H2」を中心とする水素の記号に合わせ、列車に知恵とテクノロジーを与えている。

デジタル化とスマート化の特徴を兼ね備える同列車は、最高レベルの自動運転技術を採用しており、車両の自動スリープ解除、自動停車・発車、自動回送などのスマート走行機能を実現できる。同時に車両間通信システムを採用し、列車の制御フローを最適化し、列車の運行効率と安全性・信頼性を大幅に高めた。列車に設置されている複数のスマート検査システムと数千個のスマートセンサーは専属医師のように、いつでも自己検査と自己感知を行える。水素貯蔵システムと水素燃料電池システムに対する自動監視、診断、防護が可能で、水素システムの走行中の安全性と信頼性を保証できる。列車は5G大容量列車・地上通信技術を採用し、列車・地上情報伝達のマルチネットワーク融合を実現し、ビッグデータ解析技術により列車の運行状態を評価し、走行安全を保障する。

水素エネルギーはクリーンでゼロカーボンの再生可能エネルギーで、エネルギー密度が高く、取得方法が多様で、生成・使用中に汚染が生じないといった特徴があり、二酸化炭素排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの推進の重要な新型エネルギー選択肢だ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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