中国人観光客は日本で物を買わなくなった?=中国ネット「日本で家電買うメリットない」「中国国内も同じ」

Record China    2023年5月9日(火) 6時0分

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5日、Vista看天下の微博アカウントは、日本の家電量販店やドラッグストアから「中国人が爆買いしなくなった」と嘆く声が出ていることを紹介した。

2023年5月5日、中国メディアのVista看天下の微博(ウェイボー)アカウントは、日本の家電量販店やドラッグストアから「中国人が爆買いしなくなった」と嘆く声が出ていることを紹介した。

同アカウントは「いつからか、爆買いが海外旅行をする中国人の代名詞になったが、このゴールデンウィークには中国人の海外消費に新たなトレンドが生まれた」と紹介。海外旅行でウインドウショッピングをした後、越境ECを通じて品物を購入する傾向が強まっており「海外旅行をする中国人観光客の消費行動がより洗練されてきた」と評している。

書き込みとともに掲載した動画では、日本の家電量販店関係者とみられる男性が「中国人客が少なくなった。ほとんど買い物をしてもらえなくなった。心配だ」と語り、ドラッグストアの女性従業員も「確かに爆買いする人は減っている気がする。旅行そのものを楽しんでいるようだ」と語る様子が収められている。

この件について、中国のネットユーザーは「3年経ってみんな冷静になったのだ」「日本では買うに値するものがどんどん少なくなっている」「今日本で買うに値するものは、日用の消耗品やお土産のフィギュアぐらい。家電なんて大きな荷物を日本で買うメリットはもはやない」「外国に行って買うべきものも昔より少なくなっている」「爆買いしてみたらみんな中国製だった。それじゃあもう旅行は風景を楽しみ、グルメに舌鼓を打つためのものになる」「観光客の爆買いから越境ECに変わったって、小売店にとって商品が売れることには変わりないと思うが」といった感想を残している。

また「必要ないものを買う理由はない。コロナで給料も下がっているし」「貧しさが私を賢くさせた」「あまり買い物してくれなくなったと悩んでいるのは、中国国内の小売店も同じ」といった意見も見られた。

中国人観光客の日本旅行については、中国当局がまだ団体観光を認めておらず、現時点で訪日中国人観光客は一部の個人旅行者に限られている。この状況で「中国人が買い物に来なくなった」と強調することには違和感を覚える。ただ、この先団体観光が解禁されてコロナ禍前並みの中国人観光客が日本を訪れるようになったとしても、以前ほどの爆買いブームにはならない可能性も高そうだ。爆買い減少の理由は単に「中国の消費者が賢くなった」だけでなく、3年のコロナ禍を経て生じたさまざま変化も絡んだ結果と言えるだろう。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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