河南省の老君山、入場できなかった観光客約1000人に無料で1回入場できる「念書」配布―中国

人民網日本語版    2023年5月6日(土) 9時0分

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河南省の老君山は観光客約1000人に無料で1回入場できる「念書」を配布した。

河南省洛陽市欒川県の老君山景勝地は1日、最大収容人数を超えてしまい、前売り入場券を購入することができなかった多くの観光客が入場できなかった。そこでそんな観光客の気持ちを考慮し、同景勝地は入り口付近に集まっていた観光客約1000人にミルクティーと手羽元を配ったほか、今回入場できなかった人を対象に、「借りができたので、無料で1回入場できる」ことを保障する「念書」を配った。その有効期限は10年という。

寧夏回族自治区から高速鉄道で6時間かけて老君山まで来ていた観光客2人は、前売り入場券が売り切れたため、入場できないことを知り、写真を数枚撮影してその場を去ろうしていた時に、景勝地が配るミルクティーと手羽元のほか、「無料で1回入場できる」ことを保障する「念書」を受け取り、とても感動したという。

老君山景勝地の責任者によると、前売り入場券の1日当たりの上限は2万5000枚。しかしメーデー連休中だった5月1日は上限を超えてしまったため、入場できなかった観光客がたくさんいた。わざわざ遠くから同地を訪れた観光客ががっかりした気持ちのまま帰ることがないように、入場できなかった観光客を対象に無料で1回入場できることを保障する「念書」を配ることを急遽決定したという。老君山景勝地の入場料は100元(約2000円)。「念書」を持っている観光客は無料で入場できる。同日、約1000枚の「念書」を観光客に配ったという。河南省老君山文旅集団の周向毅(ジョウ・シアンイー)副総経理は、「通常の入場券は特定の日しか使えないが、『念書』の有効期限は10年。有効期限内ならいつ来ても、使うことができる」と説明する。

老君山景勝地が観光客に「念書」を配ったという情報が広がると、中国のネットユーザーから絶賛する声が続々と寄せられた。同日に入場できなかったという河南省鄭州市の男性・郭さんは取材に対して、「その措置にとても感動した。洛陽で一泊し、2日午前に身分証明書と『念書』を提示して、入場することができた」と喜んでいた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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