中国半導体産業に不況の嵐?2年間で約1万社が倒産―香港メディア

Record China    2023年5月5日(金) 5時40分

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3日、ラジオ・フリー・アジアの中国語版サイトは、半導体産業の低迷によって中国では2年間で1万社近い半導体関連企業が倒産したと報じた。

2023年5月3日、ラジオ・フリー・アジアの中国語版サイトは、半導体産業の低迷によって中国では2年間で1万社近い半導体関連企業が倒産したと報じた。

記事は、中国のハイテク系メディアOFweek維科網が先日発表したデータとして、今年1〜3月に世界の半導体企業トップ10のうち9社が減益または赤字転落となり、インテルは四半期で過去最大となる28億ドル(約3700億円)の赤字、サムスン電子も前年同期比96%の減益となったことを紹介。世界的な半導体業界の景気低迷は中国にも及んでおり、コンシューマーエレクトロニクス向け半導体メーカーが軒並み大幅な減収減益にさいなまれていると伝えた。

また、中国の半導体業界はこの2年間不景気が続いており、21年には関連企業3420社、22年には前年より68%多い5764社が登記取り消しに追いやられ、特に昨年9〜12月には1日平均15社以上が会社を畳んだとしている。

その上で、半導体関連企業の閉鎖、倒産が相次いでいる要因について、世界の半導体業界サイクルが低迷期に入りつつあること、米国による対中半導体輸出規制の継続、コンシューマーエレクトロニクス市場の需要低迷、世界的な経済成長鈍化といった点を挙げた。

記事は一方で、中国の汎用半導体設備部品メーカーは中国政府による国産品奨励政策によって成長を続けており、中国の半導体設備のリーディングカンパニーである北方華創の今年1〜3月期の営業収入が前年同期比81.26%増、中微公司も同28.86%増となったことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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