異様で縁起悪い?沿道の店構えがすべて「白黒」のストリートが物議醸す―遼寧省瀋陽市

Record China    2023年4月30日(日) 14時0分

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28日、環球時報は、遼寧省瀋陽市で道路沿いの店の看板がすべて「白黒」なストリートが出現して物議を醸していることを報じた。写真は瀋陽。

2023年4月28日、中国メディアの環球時報は、遼寧省瀋陽市で道路沿いの店の看板がすべて「白黒」なストリートが出現して物議を醸していることを報じた。

記事は、中国のネット上で先日「瀋陽のとある通り沿いの店が白黒の看板で統一されている」という情報が流れ、微博のトレンドワードにも出現したと説明。通常はカラフルな店構えのアイスクリームチェーン「蜜雪冰城」も、この通りの角にある店舗は黒い外壁に白い文字で店名が書かれているとした。

また、ネット上では現地の様子を撮影した動画が複数拡散しており、通りのすべての店が黒い壁に塗られ、店名が白い文字で統一されていて非常に目を引くと紹介するとともに、ネットユーザーからは「白と黒とは縁起が悪い。これ結婚衣装の店とかどうするのだろうか」「観光地で景観づくりのために通りの色調やデザインを統一することはあるけど、黒地に白文字っていうのは少ない」といった驚きの声と疑問の声が聞かれたと伝えている。

さらに、明るい色使いを封じられた蜜雪冰城の店員が「周りの店とともに、統一するよう要求されている。具体的な理由は分からない」と回答したことを紹介した。

記事は、この「白黒通り」がある同市大泉区の行政担当者が「歴史文化エリアの景観路ということで、沿道の店については黒地の看板にするよう統一規定されている。昨年にプロジェクトが始まって、今はほぼ形ができた」と語ったことを伝えた。

また、27日夜には同市大東区共産党委員会宣伝部が声明を発表し、現地で2020年より歴史文化街改造プロジェクトが実施されており、通りの景観には中国国内の専門家チームによる「新中式」テイストのデザインを統一的に施すことになっていると説明した上で「近頃ネット上で店のデザイン問題が取り沙汰されていることについて、ヒアリングを行いながら調整、最適化を進めている。各店舗の特色と、歴史文化街の風格の両方を備えた文化的記号となるデザイン作りに取り組む」との見解を示したことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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