スケボーを自動運転に導入?貴州のデジタル製造が実現―中国

人民網日本語版    2023年4月23日(日) 19時0分

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1枚の薄い板と4つのタイヤからなるスケートボード型シャーシはありふれた物のように見えるが、貴州翰凱斯智能技術の自動運転技術発展の鍵となる。

1枚の薄い板と4つのタイヤからなるスケートボード型シャーシはありふれた物のように見えるが、貴州翰凱斯智能技術(PIX Moving)の自動運転技術発展の鍵となる。この「スケボー」にはどんなからくりが隠されているのだろうか。人民網が伝えた。

従来的な自動車工場と異なり、PIX Movingデジタル製造工場には流れ作業の生産ラインがない代わりに、数台の大型カスタマイズ生産設備がある。PIX Movingの曹雨騰(レイ・ユーテン)CEOは、「当社の中核製品は自動運転スーパーシャーシで、サイズをカスタマイズできる。こうすることで異なるシーンの応用に柔軟に合わせられる」と述べた。

スケボー型シャーシが自動運転発展の重点技術となるのはなぜだろうか。曹氏は、「これは4輪インホイールモーター分散型電気駆動技術を採用しており、トルク配分制御プランの開発により4輪単独制御を実現した上、4輪転向技術と連携することで、スケボー型シャーシがトルク迅速対応と全輪単独精密制御の操作能力を備え、複雑な運動を実現できるようになるからだ」と説明した。

この2017年に創立された貴州省の企業は6年近くの発展を経て、すでに世界で頭角を現している。PIX Movingは現在、自動運転小型バス、自動清掃車など複数種類の製品を開発しており、欧米などの世界29カ国に進出している。さらにカーボンニュートラル砂漠化対策シーンにおけるスマート植樹ロボット、物流無人車、巡回点検無人車、小売無人車など、30種以上の自動運転業界応用を実用化している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)


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