中国メディアの観察者網によると、日本のアニメーション映画「THE FIRST SLAM DUNK（スラムダンク）」が今月20日に公開された中国で、同作のグッズの売り切れが続出している。

同作は、中国での前売り券の興行収入が1億1560万元（約22億6000万円）を突破し、中国における日本のアニメ映画歴代興行収入1位の「すずめの戸締まり」の前売り券興行収入を上回り、海外アニメ映画の前売り興行収入歴代1位を記録した。

また、20日午前0時の最初の上映回を予約した人は全国で53万人に上り、興行収入は2155万元（約4億2000万円）に達したという。

記事によると、グッズ販売も「爆発的」な勢いを見せているといい、20日に東映アニメーションがECサイト・Tmall（天猫）のストアで10種類の数量限定商品の販売を開始したところ、一部商品は「わずか1分で完売した」という。

湘北高校の10番・桜木花道や11番・流川楓、14番・三井寿のユニフォーム、ポストカード、クリアファイルなどが人気のようで、販売元は補充を急いでいるとのこと。

ストアの担当者は「ここ数日は注目度が明かに上昇しています。80年代生まれの、すでに子どもを持つ親たちが中心だと思います。これ（映画の公開）まで二十数年待ったので、彼らにとってとてもインパクトがあることなのだと思います」と語った。（翻訳・編集/北田）