韓国の10代女性がSNSライブ配信中に自殺、背景には「うつ病オンラインコミュニティー」ー韓国メディア

Record Korea    2023年4月18日(火) 17時0分

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17日、韓国・京郷新聞によると、ソウル・江南で10代の女性がSNSのライブ配信中に飛び降り自殺を図った。資料写真。

2023年4月17日、韓国・京郷新聞によると、ソウル・江南で10代の女性がSNSのライブ配信中に飛び降り自殺を図った。

記事によると、16日午後2時30分ごろ、江南にある19階建ての建物の近くで女性が死亡した状態で見つかった。女性はSNSで自殺をほのめかし、ライブ配信をしたまま屋上から飛び降りたという。

ライブ配信は数十人が視聴しており、一部の視聴者は警察や消防に通報したが、屋上に到着したのは女性が飛び降りた後だった。

事故後ネット上には、女性が自殺を図った背景にはオンラインコミュニティーの「DCインサイドうつ病ギャラリー」があるとの主張が出た。ネットユーザーは女性がこのコミュニティを利用し、身体的・精神的虐待を受けていたと指摘。「女性はコミュニティを通じて知り合った男性と自殺を計画していた」との声も上がったという。

専門家は「うつ病を告白した際、たとえポジティブなコメントが10件寄せられたとしても、ネガティブなコメント1~2件の方により精神的刺激を受けることがある」とし、「匿名でやり取りが行われる場所よりも、親しい友人や知人、家族に打ち明けた方が現実的に良い」と指摘した。当該コミュニティーには現在も、故人に対する侮辱や嘲弄(ちょうろう)のコメントが続々と書き込まれているという。

これに韓国のネットユーザーからは「ネット上で人を嘲弄し、いじめるのは殺人と同じ」「怖ろしい世界だ」「そんなコミュニティはすぐに閉鎖するべき」「SNSでほのめかし全過程を配信するのは『もっと生きたい、助けてほしい』という声のない叫びだったのかも」「憂鬱(ゆううつ)な時はSNSとコミュニティをやめてみよう」「一つのオンラインコミュニティーが一人の人間を滅ぼすのは一瞬だ。優しい言葉をかけてくれる人もいないし、何の助けにもならない。なぜならオンラインコミュニティー中毒者は実際の社会に出ていないから。ネット上だけで大口をたたく人たち」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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