外交部の汪文斌報道官は14日、北京での定例記者会見で、ドイツのアンナレーナ・ベアボック外相の訪中について紹介し、「今年は中国とドイツの交流と協力の年であり、双方は今回の訪問を機に、意思疎通を強化し、互恵協力を深め、全方位の戦略的パートナーシップの健全かつ安定した発展を促し、世界の平和と発展に安定性と原動力を注ぐ」と期待を寄せました。

汪報道官によりますと、秦剛国務委員兼外交部長が14日午前、ベアボック外相と共に、第6回中国・ドイツ外交安全戦略対話を主宰し、中国とドイツの関係や注目される国際問題と地域問題について率直かつ踏み込んだ戦略的な意見交換を行ったということです。

汪報道官はまた、ウクライナ問題について、和平交渉を促すことが問題解決における唯一の出口であり、各側が客観的で冷静さを保ち、和解交渉による危機の解決に最善を尽くすべきだという中国政府の考えを強調しました。

今回はベアボック外相にとって、初めての中国公式訪問となり、13日に天津入りしました。秦剛外交部長は14日、ベアボック外相と共に天津のドイツ系企業を訪れ、その後ともに高速列車に乗って北京入りしました。（提供/CRI）