サッカー元中国代表「今の月収は20万円ほど、家賃にも満たない」、それでも現役続ける理由は

Record China    2023年4月14日(金) 20時0分

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12日、成都商報は、元中国代表サッカー選手で、数多くの中国スーパーリーグのクラブを渡り歩いた35歳のベテランが薄給の2部クラブで現役続行を決めたことを報じた。

2023年4月12日、成都商報は、元中国代表サッカー選手で、数多くの中国スーパーリーグのクラブを渡り歩いた35歳のベテランが薄給の2部クラブで現役続行を決めたことを報じた。

記事は、中国2部の「中甲」リーグに所属する石家荘功夫クラブが7日、元中国代表の趙明剣(ジャオ・ミンジエン)の正式加入を発表したことを紹介した。

趙は1987年11月生まれの35歳で、サイドバック、サイドミッドフィールダー、センターバック、守備的ミッドフィールダーなど複数のポジションをこなしてきた。これまでに大連実徳、山東泰山、長春亜泰、河北華夏幸福、大連一方、上海申花など多くのスーパーリーグクラブに所属し、昨シーズンは上海申花から中甲リーグの昆山FCにレンタル移籍していた。中国代表として国際Aマッチに9試合出場経験を持ち、2018年ワールドカップロシア大会アジア予選に招集された経験がある。

記事によれば、趙は11日夜に同じく元中国代表のFW楊旭(ヤン・シュー)とネットライブを実施。楊がライブ中に現役引退を表明したのに対し、趙は「楊は今年いっぱいまでやると思っていたのに。まだやれる、チームの足を引っ張るようなところまで来ていないと思うが」と語った上で、自身の状況について月収1万元ちょっと(約20万円)で部屋の家賃の支払いさえままならない「無料奉仕のようなもの」と述べる一方、それでも現役続行の道を選んだことについては「サッカーが大好きだから」との思いを明かしたという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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