【中国グルメ探し】赤いハンコが特徴的な四川省閬中市の「保寧蒸饃」

人民網日本語版    2023年4月13日(木) 10時30分

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中国の国家歴史文化名城に指定されている四川省閬中市はその昔、「保寧」という地名だった。その地名が付けられたご当地グルメである蒸しパンの「保寧蒸饃」もまた数百年の歴史を誇る。

中国の国家歴史文化名城に指定されている四川省閬中市はその昔、「保寧」という地名だった。その地名が付けられたご当地グルメである蒸しパンの「保寧蒸饃」もまた数百年の歴史を誇る。「保寧蒸饃」は21の工程を経て作り上げられ、蒸しあがった後に必ず「保寧」の赤いハンコを押すのが特徴。そのため「ハンコを押してから売る不思議な蒸しパン」と呼ばれている。

「保寧蒸饃」は宴会での一品、ギフト、さらに旅行の時の携帯食として親しまれてきた。蒸したてを食べればふわふわと軟らかく、ほんのり甘い香りが漂う。また、冷めても硬くならずおいしい。長時間たった場合は硬くなるものの、もう一度蒸しなおせば、できたてのようなおいしさに戻る。

閬中市の古城観光業が盛んになるにつれて、観光客の間で「保寧蒸饃」が特色あるご当地グルメとして人気となっている。「保寧蒸饃」は2006年に中国第一陣の「中華老字号(老舗)」に指定され、2013年には閬中市を管轄する南充市人民政府から無形文化遺産に指定された。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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