タイで夫に崖から突き落とされた妊婦、事件から4年もまだ離婚できず―中国メディア

Record China    2023年4月12日(水) 17時0分

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タイで夫に崖から突き落とされた、当時妊娠中だった女性が、いまだに離婚できていないことを明かした。

タイで夫に崖から突き落とされた、当時妊娠中だった女性が、いまだに離婚できていないことを明かした。中国メディアの封面新聞が12日付で伝えた。

王(ワン)さんは、このほど受けたインタビューで「裁判が終わらなければ、婚姻関係も終わらせることはできない。(裁判が)ずっと遅れていて、この事件にピリオドを打つことができない。形のないかせのようなもので縛られている」と明かした。刑事と民事の両方で夫の責任を追及するという姿勢は崩していないという。

王さんは2019年6月9日、タイ・ウボンラーチャターニー県の国立公園内の高さ約34メートルの崖から夫である愈(ユー)被告に突き落とされた。王さんは全身を骨折したものの奇跡的に生還。お腹の子どもは、その後の治療の過程で命を落とした。

20年3月にタイの裁判所で行われた一審の判決では、愈被告に終身刑が言い渡されたが、愈被告は即日控訴。21年5月行われた二審では、一審で認定した計画殺人はなかったと判断され、殺人未遂などで懲役10年の判決が下された。

中国のネットユーザーからは「故意の殺人がたった(懲役)10年?。おかしな国だ」「なぜ二審で判決が覆ったのか」「事件からもう何年経つんだ」「殺されそうになっても離婚は認められないのか?」「こういうケースって婚姻無効とかにできないの?」「中国で裁判をすればいいのに」「(加害者に)与えるべき制裁が与えられない。だから結婚離れがひどくなるんだ」といった声が寄せられた。

王さんはこれまで、事件後に見舞いに訪れた愈被告から脅迫されたことや、突き落とされる直前に耳元で「死ね」とささやかれたことなど、事件の詳細を赤裸々に語っている。(翻訳・編集/北田


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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