韓国の単身世帯の約半数が貧困、65歳以上は10人に7人=韓国ネット「なぜこんな状態に…」

Record Korea    2023年4月14日(金) 6時0分

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9日、韓国・ソウル新聞は「家族がおらず独りで暮らす人が急増しているなか、単身世帯の貧困率が50%に迫ることが分かった」と伝えた。

2023年4月9日、韓国・ソウル新聞は「家族がおらず独りで暮らす人が急増している中、単身世帯の貧困率が50%に迫ることが分かった」と伝えた。

韓国保健社会研究院の貧困統計年報によると、韓国の単身世帯の貧困率(20年基準)は47.2%と集計された。同年の相対貧困率(15.3%)と比較すると3倍以上高い。単身世帯の貧困率は16年の54.0%から17年は52.1%、18年は52.7%、19年は51.8%と推移してきたが、20年は50%を下回った。

65歳以上の単身世帯の貧困率は72.1%で、16年(78.4%)を6.3ポイント下回ったが、「依然として深刻な貧困率」となっている。50~64歳の単身世帯の貧困率も38.7%で、35~49歳(19.5%)、19~34歳(20.2%)より高い。単身世帯女性の貧困率は55.7%で、男性(34.5%)を大きく上回っている。

単身世帯は婚姻・扶養に対する価値観の変化により、急速に増加しているという。昨年12月の統計庁発表によると、21年現在の単身世帯は前年比7.9%増加の716万6000世帯に達した。単身世帯比率は05年には20%水準だったのが33.4%まで上がっており、50年には39.6%に達する見通しだという。また、21年には3378人が孤独死したという福祉部の調査結果も出ている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国はなぜこんな状態になったのだろう」「韓国の人口の半分が貧しいのでは」「確か自殺率も世界トップだよね」「韓国はもはや『共に生きる社会』ではなく、競争の勝者だけが富と名誉を得て、敗者、失敗した者は自殺するというジャングルのような社会に転落した」「貧困層が多いのに税金がまともに使われていない」「高齢者単身世帯の現実。未来の自分たちの姿だ」「2~3人世帯も貧困率は高いよ。同じ人間なんだから単身世帯だけをケアしないで」「韓国の絶頂期は08~15年だと思う。もう訪れないだろう」などの声が寄せられている。

また、「若くて健康な頃は何をしていたのか。単身世帯?自分たちが選択した道でしょ」「貧しいから全てを与えるのではなく、機会を与えることに国は力を入れてもらいたい。就職の機会があるのに政府の支援に満足して働かない人が多すぎるよ」「女性は無能な男と結婚するくらいなら1人でいたほうがいい」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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