中国の対外貿易、コスト高で競争力低下も「他の面で依然として優位に」―中国商務部

Record China    2014年7月17日(木) 5時10分

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15日、中国商務部の沈丹陽(シェン・ダンヤン)報道官は定例記者会見で、中国の輸出業は人件費等の高騰により競争力が弱まっているが、依然として多くの優位性により高い競争力を有していると述べた。写真は外国向け衣料品の加工工場。

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2014年7月15日、中国商務部の沈丹陽(シェン・ダンヤン)報道官は定例記者会見で、中国の輸出業は人件費等の高騰により競争力が弱まっているが、依然として多くの優位性により高い競争力を有していると述べた。中国経済網が伝えた。

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沈報道官は、中国が持つ優位性として以下の3点を挙げた。

一つ目は、総合的な優位性だ。インフラや設備が整い、労働者の素養も高い。中国人の勤勉さと聡明さ、訓練を受けた後の高い能力を信頼している。わが国の産業は、先進国や途上国と構造的に補完しあっており、これは相当長い間変化することはないだろう。

二つ目は、中国にはすでに国際的競争力を持つ業界や企業が存在することだ。通信、電力、鉄道といったプラント設備では、知的所有権を持ち、価格や技術面で優位性を備えている。金融危機以来、製品や産業の中には年平均15%もの成長を遂げているものもある。例えばファーウェイは世界的な通信設備企業となり、自前の技術と知的所有権を有している。長年にわたる改革により、民営企業は高い競争力を持つに至っており、民間企業なしの対外貿易の今日は考えられない。

三つ目は、中国政府が対外貿易を重視していることだ。ここ数年、国務院は貿易の安定成長、構造の調整を促す政策を打ち出し、企業とって良好な環境を作り出している。今年5月4日、国務院弁公庁は『対外貿易の安定成長の支援に関する若干の意見』を発出した。これは貿易の安定成長に立脚しつつ、将来的な貿易構造の改善に目を向けたもので、わが国の貿易が新たな優位性を生み出すのに有利に働くことだろう。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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