中国のスポーツ腐敗ついに「本丸落城」か、国家体育総局副局長を取り調べ

Record China    2023年4月3日(月) 8時30分

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中国のスポーツ界に、またも激震が走った。中国共産党中央紀律検査委員会・国家観察委員会が、「重大な紀律違反と法律違反の疑い」を理由に、国家体育総局の杜兆才副局長(写真)の取り調べを開始した。

中国のスポーツ界に、またも激震が走った。中国共産党中央紀律検査委員会・国家観察委員会が、「重大な紀律違反と法律違反の疑い」を理由に、国家体育総局の杜兆才副局長の取り調べを開始した。中国ではサッカー関連など多くのスポーツ界で「腐敗現象」がはびこっているとされる。すでに重要人物の多くが処罰の対象になっているが、杜副局長の地位はとりわけ高い。

杜副局長については、「身柄を拘束された」との噂が発生しては否定される状況が繰り返されていた。今回の「取り調べを開始」は、中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)などの主要メディアが報じていることから、確実な情報と考えられる。

スポーツ分野でももっとも注目されているサッカー界の腐敗については、選手を含む関係者による賭博や八百長試合の疑いが取り沙汰されている。サッカー協会関係者では陳戌源主席、劉奕元秘書長、陳永亮常務副秘書長、黄松競技部長、王小平規律委員会主任らが取り調べの対象になった。

しかし、スポーツ関連全体を所管する国家体育総局の要職にあった点で、杜副局長の地位は際立って高い。杜副局長は、中国サッカー協会内の中国共産党委員会トップの主席と、同協会副主席も兼任してきたので、サッカー界との結びつきは極めて密接だ。ただし、杜副局長の問題はサッカー界だけでなくスポーツ界全体に関係するとみられている。

国家体育総局絡みの不祥事としては、2015年6月に当時の肖天副局長が規律違反と違法行為の疑いで取り調べの対象になった事例がある肖副局長は後に起訴され、懲役10年6カ月の実刑判決が確定した。

杜副局長は取り調べ開始の1週間前まで、サッカー協会の腐敗警告会に参加していた。「一連の腐敗事件の教訓を深く汲み取り、苦い経験に痛切に思いを巡らせ、事件を鑑として改革を促す」などの発言もあった。皮肉なことに、当の本人が「事件の教訓」を世に示すことになってしまった。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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