〈潘基文理事長独占インタビュー〉グローバル化と多国間主義は大きな挑戦に直面している

CRI online    2023年4月2日(日) 9時0分

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ボアオ・アジアフォーラム理事長を務める潘基文国連元事務総長がこのほど、中央広播電視総台記者の独占取材を受け、グローバル化と多国間主義は大きなチャレンジに直面していると指摘しました。

ボアオ・アジアフォーラム理事長を務める潘基文(パン・ギムン)国連元事務総長がこのほど、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)記者の独占取材を受け、グローバル化と多国間主義は大きなチャレンジに直面していると指摘しました。

潘理事長は取材の中で、「私たちが多国間主義のメカニズムを必要とする時に、不幸にもそのメカニズムが麻痺して役に立たなくなることを、私を含め多くの人が懸念している。気候変動や貧困、公衆衛生問題など、危機は増大し続けており、次の日に何が起こるか、誰にも分からなくなっている。そのため、私は国連安保理と国連のメンバー国が団結し、世界的な視野を形成することを促してきた。すべてのグローバルな危機とチャレンジは、グローバルなパートナーシップと視野を通じてのみ適切に解決できる。この面で中国は非常に重要な役割を果たすことができるため、私は中国が多国間主義を促進する上でより多く貢献し、多国間主義をさらに強化することを心から望んでいる」と述べました。

潘理事長はまた、「中国は多国間主義の中で非常に重要な役割を果たしている。豊かで強力で資源に恵まれたすべての国がより深く協力していくことを心から願っている」と表明するとともに、「『米中衝突』を懸念している。今は衝突をしている場合ではない。どんな食い違いがあっても、協調して克服すべきだ。私は中国にも米国にも独自の制度があることを知っている。すべての人、すべての国が同じ制度やイデオロギーを持つことを期待することはできない。食い違いは常に存在している。だから、私は中国に古くからある言葉を引用したい。『求同存異』、共通点を求めると同時に国家間の違いを認めたい。国家間の違いを認めながら共通点を求めることで、問題は解決しやすくなるだろう」と述べました。(提供/CRI

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