中国の秦剛国務委員兼外交部長は30日、海南省ボアオでボアオ・アジアフォーラム2023年年次総会の出席のため中国を訪れているパプアニューギニアのトカチェンコ外相と会談しました。

秦外交部長は、「昨年、習近平国家主席とマラペ首相が会談したことは両国関係の発展に新たなエネルギーを注入した。中国はパプアニューギニアと共に、両国の指導者が合意した重要な共通認識を真摯（しんし）に実行し、相互尊重、互恵を堅持し、協力の潜在力を掘り起こし、二国間関係が絶えず質を高め、グレードアップすることを推進していきたい。中国はパプアニューギニアが断固として一つの中国の原則を守っていることを称賛し、アジアインフラ投資銀行（AIIB）への加盟を歓迎し、引き続きパプアニューギニアに政治的条件を付けない経済技術援助を行っていく」との方針を示しました。

トカチェンコ外相は、「中国はパプアニューギニアの重要なパートナーである。パプアニューギニアは一つの中国の原則を厳守し、対中関係を深めるために断固として取り組んでおり、中国と経済貿易、教育、人文などの分野での交流と協力をさらに強化して、太平洋諸島フォーラム（PIF）の枠組みの下で双方の協力を推進していきたい」と述べました。（提供/CRI）