海外の識者はこのほど、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の記者のインタビューに対して、現在、世界はさまざまな挑戦に直面しており、ボアオ・アジアフォーラムが世界の平和的発展に貢献する「ボアオ構想」を期待していると述べました。

日本の鳩山由紀夫元首相は「対話と交渉はとても重要だ。ボアオ・アジアフォーラムのような世界に対話の場を提供するフォーラムは非常に意義がある。世界にはいろいろな挑戦があり、挑戦に立ち向かうためには団結と協力が必要だというメッセージをこのフォーラムで発表するということに大きな意義があると思う。世界がより平和で安定していくために、さらに経済的にも世界が停滞から抜け出して未来に向けて出発していくためにもこのフォーラムが成功することを期待している」と語りました。

また、シンガポールのオーバーシー・チャイニーズ銀行（華僑銀行、OCBC）中華圏主管研究員のトミー・シエ（謝棟銘）氏は「世界は、日増しに深刻化する経済停滞のリスクに直面しているうえ、エスカレートし続けている金融不安定の問題にも直面しており、とりわけ、多くの銀行が挑戦に直面していることに留意している。これらはいずれも世界にとっての不確実性だと思っている」と指摘しました。

マレーシアのチャン・リー・カン科学技術革新大臣は「私の印象の中で、ボアオ・アジアフォーラムはアジアの国々にとって非常に重要だ。特に中国と意思疎通する際に、とても大切なプラットフォームだ」と語りました。（提供/CRI）