2023年3月27日、韓国メディア・ソウル経済は「サンドイッチ店のデリバリーで配慮を求めたが断られたという妊婦の体験談がネット上で物議を醸している」と伝えた。

記事によると、あるネット上のコミュニティーに、妊娠中の女性がサンドイッチ店とのやり取りを書き込んだ。普段からよく利用しているが、多忙のためか「具材を抜いてほしい」などの要求が「10回に5回は聞いてもらえない」店だという。今回の注文で、女性は「3枚使っている食パンのうち、真ん中の1枚を抜いてほしい。妊婦が食べるのでどうか配慮してほしい」と注文書に書いたという。

しかし注文がキャンセルされたため、困惑した女性が店に電話したところ、店側は「うちの店の商品を食べて妊婦に問題が生じたと言われそうなのでキャンセルした。（注文したメニューは）辛い味で、真ん中のパンを抜くとサンドイッチが崩れてしまうので対応できない」と説明したという。店側に電話を切られたため、女性はもう一度電話をしたが、つながらなかったという。

女性によると、サンドイッチを買って帰宅した夫から「なぜ妊婦だ何だと（注文書に）書くのか。デリバリーを注文する時にそんなことを書くな。自分に言えばしてあげるから、他人にそういうことを言うな」と叱られ、「迷惑客」扱いされたという。女性は「夫の言葉を聞いて落ち込んだ。皆さんはどう思いますか？。私が間違っていたなら反省します」と、掲示板上で意見を求めている。

女性の問い掛けに、ネットユーザーからは「夫の言うとおりだ」「迷惑客でしょ」「妊婦は自分の手でパンも取れないのか」「パンを1枚多く食べて具合が悪くなるようならサンドイッチ自体、食べないほうがいいんじゃないの？」「妊婦であることとその店に何の関係が？」「妊婦は子どものために辛い物は控えたほうがいい」「妊娠はめでたいことだけど、自分が偉くなるわけじゃない。自分でパンを抜いて食べれば済む話だ」「パンが多いサンドイッチを食べて体調が悪くなったと訴えられかねない。注文をキャンセルしたほうがいい」「夫の反応を見るに、普段から『妊婦だから○○して』と言ってるんだろう」など、冷ややかな反応が寄せられている。（翻訳・編集/麻江）