米国政府高官が「忍者」訪中、延期されたブリンケン米国務長官の訪中の「地ならし」か

Record China    2023年3月25日(土) 16時10分

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米国政府で中国や台湾問題を担当するリック・ウオーターズ国務次官補が最近になり、秘密裏に中国を訪問したことが分かった。写真は訪問先の上海国際問題研究院での会談風景。

米国政府で中国や台湾問題を担当するリック・ウオーターズ国務次官補が最近になり、公表せずにに中国を訪問したことが分かった。まず香港でビジネス界の代表的人物などと会談し、次に上海で国際問題の研究機関を訪問した。訪中の目的は、気球問題で延期されたブリンケン国務長官の訪中を改めて実現する「地ならし」と見られている。

ウオーターズ国務次官補は早ければ19日ごろ、遅くても21日ごろに香港に赴いたと見られている。訪問についての公式発表は見当たらず、中国問題に詳しい人物やビジネス界で指導的立場になる人物などと会談したとされている。

上海市政府の外郭団体である上海国際問題研究院は23日になり、ウオーターズ国務次官補らが22日に同研究院を訪問したと、公式サイトを通じて発表した。ウオーターズ国務次官補と共に、ジェームズ・ヘラー米国駐上海総領事らも同研究院を訪問したと紹介した。

同研究院では、陳東暁院長や楊潔勉学術諮問委員会主任、さらに同研究院付属の台湾・香港・マカオ研究所の邵育群所長らが対応した。米中関係などについて深く立ち入って意見交換をしたという。


同研究院の楊潔勉学術諮問委員会主任は、中国中央政府の外交部部長(外相)や外交担当国務委員を歴任した楊潔チ氏(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり部分)の実弟。

ウオーターズ国務次官補の訪中目的は、ブリンケン国務長官の訪中に向けた「地ならし」と見られている。ブリンケン長官は2月5日から6日にかけて訪中する予定だったが、中国側が飛ばした気球が米国領空内に侵入した件を受けて、米国国務省が直前になり延期を発表した。(翻訳・編集/如月隼人


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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