ウルトラマンフィギュア販売業者、利益に目がくらみ正規品から模造品に「くら替え」―中国

Record China    2023年3月22日(水) 7時20分

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看看新聞は中国でウルトラマンのソフトビニールフィギュアなどを不正に製造、販売していた事件について、上海市の検察当局がこのほど容疑者を起訴したと報じた。写真ウルトラマングッズ。左が偽物、右が本物。

2023年3月20日、看看新聞は、中国でウルトラマンのソフトビニールフィギュアなどを不正に製造、販売していた事件について、上海市の検察当局がこのほど容疑者を起訴したと報じた。

記事によると、このほど上海市長寧区検査院から権利侵害複製品販売の罪で起訴されたのは鄭(ジョン)被告人、蔡(ツァイ)被告人の2人。このうち鄭被告はECプラットフォーム上でソフビフィギュアを含むウルトラマン玩具の模造品を販売しており、21年11月に「ネットで購入したウルトラマンのソフビフィギュアがすぐに壊れた」という市民からの通報を受けて捜査を行った同市警察当局により逮捕された。

鄭被告は店を開いた当初は正規品を販売していたとのことだが、高いリターンに目がくらんで模造品の販売に手を染めたという。調べによると、仕入れ価格13元(約260円)の変身アイテムを5倍以上の69元(約1400円)で売るなどしており、逮捕されるまでの2年間で1000万元(約2億円)を売り上げていた。

そして、警察当局は鄭被告を逮捕すると芋づる式にウルトラマン玩具の模造品製造、販売グループの取り締まりに成功し、製造拠点2カ所を摘発して容疑者10人を逮捕、模造品40万点以上を押収した。蔡被告は、このグループメンバーの1人とみられる。

記事は、摘発に成功した長寧区警察当局が、中国におけるウルトラマンの版権を持つ総代理店などから感謝の気持ちとして限定版のウルトラマンゼロクリスタル像を進呈されたと伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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