映画「すずめの戸締まり」中国プレミア、新海誠監督が中国用ポスターの「曇った空」を語る

Record China    2023年3月19日(日) 19時30分

拡大

日本のアニメ映画「すずめの戸締まり」の中国プレミアが17日、北京大学であった。

日本のアニメ映画「すずめの戸締まり」の中国プレミアが17日、北京大学であった。

北京青年報によると、新海誠監督は舞台挨拶で、中国用のポスターについて「ブルーが印象的だと言っていただけること自体はとてもうれしいです。ただ僕自身は若干ブルーに飽きてもいるんですね。僕の作品は青空のイメージが強いと思います。『君の名は。』や『天気の子』でも青空のポスターでした。ですから『すずめの戸締まり』の最初のポスターを描く時に僕は『もう青空はいいかな』と思ったんですね。観客も『新海また青空かよ』と思ってしまうかもしれないと思って、ちょっと曇った空を描いたんですね。でもそれがプロデューサーからは不評で『観客は青空が好きなんだから、あなたが飽きたと言っても、ちゃんと観客が欲しいものを描いてください』と言われました。それももっともではあるんですけど、ただ自分の作風を少し変化させて幅を広げていきたいので、僕は今回描いた中国用のポスターでは、青空ではない空をすずめたちの背景にしました。少しくすんだ複雑な色合いの空になったんですけど、中国のおかげでそういう新しい空を描くことができたのがとてもうれしいです」と語った。

大ヒットアニメ映画「君の名は。」「天気の子」などで知られる新海監督の3年ぶりの新作「すずめの戸締まり」は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語。中国本土では24日に封切られる。(翻訳・編集/柳川)


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携