中国人の違法な経済行為に反発、ガイド業や飲食店のダミー経営など―タイ

Record ASEAN    2023年3月20日(月) 21時0分

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タイで、資格を持たない中国人が中国人観光客に対する違法なガイド行為や必要なビザを持たない中国人による商店や飲食店のダミー経営が問題になっている。

タイの観光ガイド業界で、資格を持たない中国人が中国人観光客に対する違法なガイド行為で利益を得ており、タイ人ガイドの利益を損ねているとして反発が発生している。

中国が自国民の海外観光旅行を緩和したことで、タイでは1月以降、中国人観光客が増加している。しかし恩恵を受けているガイドの多くは、タイ国内で違法なガイド行為をしている中国人という。タイ国内で中国人が経営する旅行会社は、タイでは中国語を話すガイドが不足しているために中国人を雇っていると説明しているが、タイガイド協会に所属し免許をもっている、中国語を話せるガイドにも仕事が入っていない。

タイ・職業ガイド協会の上級会員であるパイサル・スウェタンウォン氏によると、違法ガイドが自分たちの仕事を「盗んでいる」ことへの対策を求めて、一部の政府機関に苦情を申し立てたが、現在のところは無視されている状態という。

パイサル氏によると、タイが外国観光客の受け入れ再開を実施した2022年10月には、「グレーゾーン」の手法を使っての、タイ国内で違法なガイド行為をさせるための中国人の受け入れが始まった。パイサル氏は、感染症の影響で中国人観光客がほとんどいなかった期間中、免許を持っていたタイ人ガイドは甚大な損失を被り、多くは他の仕事に転職して生き残らなければならなかった。観光業が回復し始めた現在、資格を持つタイ人ガイドは、自らの仕事と生活を確保せねばならないという。

タイでは、新型コロナウイルス感染症の発生前にも、中国人の違法ガイド行為が問題になっていた。政府関係者に対する要望書の提出や、抗議集会も行われていた。問題は2008年ごろには発生していたとの指摘もある。

タイでは、資格を持たない中国人による事実上の商店や飲食店の経営も問題になっている。バンコク市内の中華街では、就業が認められていない観光ビザによって滞在する中国人が、タイ人を「ダミー」にして商売をすることで、地元業者の利益を損ねていることが問題視された。

タイ当局は同問題を受け、バンコク市内の中華街であるヤワラート通りでタイ人が中国人ボスのために飲食店を経営していた場合、事実と確認されれば最高で3年の禁固刑と最高で100万バーツ(約390万円)の両方または一方を科すと警告した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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