第95回アカデミー賞で主演女優賞に選ばれたミシェール・ヨー（楊紫瓊）に祝福メッセージを送らなかった女優チャン・ツィイー（章子怡）が、SNSでの批判コメントに申し立てを行い削除させたことが話題になっている。

今年のアカデミー賞では、米SF映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」に出演したマレーシア出身の華人女優ミシェール・ヨーが主演女優賞を獲得し、アジア人女性で初受賞という快挙を達成した。

受賞当日はドニー・イェン（甄子丹）やチャウ・シンチー（周星馳）、ダニエル・ウー（呉彦祖）、映画監督のアン・リー（李安）など多くの映画人がSNSはじめ、公式メッセージを発信して受賞を祝福。しかし、同じく中華圏を代表する女優の1人で、映画「グリーン・デスティニー」「SAYURI」で共演しているチャン・ツィイーはメッセージを発信せず。なお、受賞を決めた時間には、チャン・ツィイーが中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でオンライン中だったことを目ざといネットユーザーが見つけて報告している。

これについてウェイボーでは、「チャン・ツィイーがお株を奪われ嫉妬した」「心が狭い」などといった投稿が相次いだが、一部の投稿についてチャン・ツィイーがウェイボー運営側に申し立てを行い、その後削除されたことが分かった。

チャン・ツィイーの対応にネット上では、「やりすぎ」「嫌ならメッセージを出しておけばよかった」と批判する声があるものの、「別に公開祝福する義務はない」「プライベートで個人的に祝福を送っているのかもしれない」「何も知らない人々に批判されるいわれはない」とチャン・ツィイーの行動を擁護する声が多い。（Mathilda）