中国の女優リン・リンチー（林琳奇）が13日、五つ星ホテルで遭遇した出来事を明かした。

リン・リンチーは同日にアップした動画で、北京市内の1泊3000元余り（約6万円）する某五つ星ホテルの部屋でトイレに入ったところ、3時間以上も閉じ込められたと訴えた。

当時、携帯電話を持っておらず、トイレ内の壁に設置された緊急連絡用の電話は壊れていた。声を上げたり壁をたたいたりしたものの助けは来ず、仕方なく個室内にあった物でドアを破壊、手に傷を負いながらも自力で脱出したという。

脱出後に現場で撮影された映像には、トイレ内の緊急電話が本体ごと根元から外れて使えない様子や、リン・リンチーがこじ開けようとしてボロボロになったドアなどが映っている。

リン・リンチーは同ホテルの安全性に深刻な問題があるとして警察に通報したが、騒動から2カ月以上経っても「ホテル側はまだきちんとした回答をしていない」と主張している。

これについて中国のネットユーザーからは、「携帯電話は本当にどこに行くにも携帯すべきなんだな」「どうやらトイレにもスマホを持って行かないといけないようだ。さもないと絶望することになる」「こんな狭いところに長時間閉じ込められたら卒倒するよ」「私もトイレに閉じ込められたことがある。あの絶望感はすごい」「彼女が権利を守ることを支持する」「ホテル側はきちんと対応すべきだ」などの声が上がっている。（翻訳・編集/北田）