2023年3月14日、韓国・中央日報は「人気グループBTS（防弾少年団）のリーダー、RMが『Kというラベルは韓国の先祖が戦い勝ち取った品質保証書』だと語った」と伝えた。

記事によると、スペイン紙「エル・パイス」は現地時間12日、RMとのインタビュー記事を公開した。RMは「『K-』という修飾語にうんざりしないか」との質問に対し、「『K-POP』はプレミアムラベル。先祖が戦って勝ち取ろうと努力した品質保証のようなものだ」と答えたという。

「K-POPの輝かしい成功がアーティストを非人間化すると思うか」との質問には、「プライベートの時間は多くないが、それがK-POPを輝かせる。20代から30代まで、僕たちはBTSに全てのエネルギーと時間を投じてきた」「（非人間的であることが）特別な産業に育ててきたところもある。それに契約書や金銭、教育的な面で、状況はかなり改善された」と答えた。

「若さに対する崇拝や完璧主義、K-POPに対する過度な執着などは韓国の文化的な特性なのか」との質問には、「西洋人には理解できないだろう」と答えた上で、「韓国は侵略され荒廃し、二つに分断された国だ。70年前は何もなかった。国際通貨基金（IMF）や国連の力を借りなければならなかった。しかし、今は世界中が韓国に注目している」と話した。また、それが可能だったのは「人々が自身の向上のために本当に一生懸命、働いているからだ」とし、「それがK-POPを魅力的にした要素だ」と説明したという。

RMは記者に対し、「あなたは数世紀にわたり植民地を作ってきたフランスや英国のような国に暮らしながら『韓国での生活はストレスが多すぎるのではないか』と言うが、それはK-POPを魅力的にする一部分だ」「もちろん影はあるが、早く強く立ち上がることは副作用を伴う」とも語ったという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「カッコよすぎる。RM、最高」「先祖が勝ち取った品質保証書。しびれる答えだな」「スカッとするインタビューだ」「台本があるわけでなく、インタビューにその場でここまで答えられるのだから、自分自身や音楽について、日頃からどれだけ考え悩んでいるのかが分かるというものだ」「大統領よりよほどいい」「すばらしい若者。韓国の未来を輝かせる宝石のような存在だ」など、称賛の言葉が殺到している。（翻訳・編集/麻江）