世界都市生活費ランキング、北京と上海がロンドンやニューヨークを超える、日本は低下―米機関

Record China    2014年7月12日(土) 21時50分

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11日、世界で最も生活費の高い都市はアンゴラの首都ルアンダだった。香港と上海は、物価が高いことで有名なパリ、ロンドン、ニューヨークを上回り、世界都市生活費ランキングのトップ10都市にランクインした。写真は上海。

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2014年7月11日、世界211都市を対象に実施された生活費に関する最新調査によると、世界で最も生活費の高い都市はアンゴラの首都ルアンダだった。香港と上海は、物価が高いことで有名なパリ、ロンドン、ニューヨークを上回り、世界都市生活費ランキングのトップ10都市にランクインした。中国新聞社が伝えた。

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米コンサルタント会社マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングは10日、世界各都市の生活費に関する調査報告を発表した。生活費が高い都市トップ10は順次、アンゴラの首都ルアンダ、チャドの首都ンジャナメ、香港、シンガポール、チューリッヒ、ジュネーブ、東京、ベルン、モスクワ、上海。

アフリカ大陸に位置するアンゴラの首都ルアンダでは、2DKのアパートの賃貸料は月6600ドル(約66万円)、ハンバーガー1個とソーダ水1杯の値段は19ドル(約1900円)という。香港で同じサイズのアパートを借りた場合は月6960ドル(約70万円)、コーヒー1杯は6.6ドル(約660円)。シンガポールの2DKのアパート賃貸料は月3709ドル(約37万円)。チューリッヒでは同サイズのアパート賃貸料は4100ドル(約41万円)、映画のチケットは21ドル(約2000円)。東京での2DKのアパート賃貸料は月4300ドル(約43万円)、映画のチケットは17ドル(約1700円)。世界都市生活費ランキング10位に入った上海は、2DKのアパート賃貸料が約4100ドル(約41万円)、コーヒー1杯が6.5ドル(約650円)。

調査によると、生活費世界一のルアンダの生活費は、最下位だったパキスタン最大の都市カラチの3倍に相当する。2014年世界都市生活費調査において、北京は11位、ロンドンは12位、ソウルは14位だった。米国で最も生活費が高いニューヨークは、世界ランキングで16位。中国の深センは17位、広州は24位。パリは27位だった。

マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングの生活費調査担当者は、「円安ドル高の傾向から、日本の都市の生活費ランキングは今年やや低下した。一方、人民元は上昇する傾向が続いていることから、上海、北京、深センなど中国各都市のランキングは軒並み大幅に上昇した」と指摘した。

マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングは世界最大の組織・人事マネジメントコンサルティング会社。世界各都市を最も全面的にカバーした同社の生活費調査は、ニューヨークを基準として、世界五大陸211都市を対象に実施された。グローバル企業や各国政府機構が海外駐在員を派遣する際に報酬・各種手当を決定する上での参考となるよう、各都市の住宅、交通、食品、服装、日用品、レジャー娯楽など200数項目に関わる生活費を調べ、ニューヨークと比較して、ランキングを出している。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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