深夜にいきなり大音量でカウントダウンを始める中国製テレビ、実は…―中国

Record China    2023年3月11日(土) 18時0分

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9日、中国版ツイッター・微博で「夜中に突然大音量でカウントダウンし始めたテレビ」が紹介され、注目を集めた。

2023年3月9日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「夜中に突然大音量でカウントダウンし始めたテレビ」が紹介され、注目を集めた。

動画ニュースメディア・沸点視頻の微博アカウントによると、広東省深セン市の市民の家にある中国メーカーTCL製のテレビが夜中に突然大音量で「5、4、3……」とカウントダウンを始め、カウントダウンを終えた瞬間にサイレン音が鳴り響いた。動画には、誰もいない照明が消えた部屋のテレビからカウントダウン音が出て、住民が驚いたように部屋にやってきて照明を点灯、テレビの様子を確認している間にサイレン音に切り替わり、住民が動揺して部屋の中をウロウロする様子が映っていた。

同アカウントは、この「怪奇現象」についてTCLのカスタマーサービス担当者が「一部のテレビには通電時に緊急地震速報を発出する機能が備わっている。警報音は一時的なものであり、異常ではない」とコメントしたことを紹介。動画が撮影された8日午前5時半ごろ、確かに同省内でマグニチュード4.7の地震が発生しており、この地震により作動したものとみられるとする一方で、震源地は深セン市から200キロ近く離れた河源市であり、市民によると深セン市では揺れを感じなかったとも伝えている。

この件について、中国のネットユーザーは「素晴らしい機能じゃないか。安全第一だもの」「でもね、この警報音って地震自体よりも怖かったりする」「自分のスマホも大音量で警報を出してくれるけど、この前見たらマグニチュード0.9だった」「自分も同じ地震でスマホから緊急地震速報を受け取って起こされた」「素晴らしい機能だとは思うけれど、通知する地震の規模とか地域とか設定できないのかな」「地震の多い四川省に住んでると、こんなの日常茶飯事だぞ」などといったコメントが寄せられた。実際に作動したらびっくりするものの、地震の発生を知らせる機能自体に対しては多くのユーザーが肯定的に捉えているようだ。

また、ユーザーからの反応がおおむね良好であることから「この記事、TCLの広告じゃないよな」「明日のTCL株は爆上がりだぜ」など、「ステマ記事」を疑う声さえ出ている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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